上空は雲が多めですが、陽射しを浴びて山肌がよく見えてます。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:8.4℃ 富士山:-1.7℃
今朝は今季一番の冷え込みで、気温が10℃未満となりました。
富士山アメダスでは昨日未明の2時から今朝の7時までずーっと氷点下を記録。
それでも初冠雪とはなりませんでした。
上空は雲が多めですが、陽射しを浴びて山肌がよく見えてます。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:8.4℃ 富士山:-1.7℃
今朝は今季一番の冷え込みで、気温が10℃未満となりました。
富士山アメダスでは昨日未明の2時から今朝の7時までずーっと氷点下を記録。
それでも初冠雪とはなりませんでした。
15日の夕刻、性懲りもなく西伊豆にてほうき星パパラッチしてました。
この日も雲が多い空模様でしたが、ようやく望遠鏡を使った撮影を敢行。
得られた画像がコレです。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/15】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,
F3.8,ISO1600,StarScapeフィルター,1.6倍クロップ,
総露出時間40秒(10秒×4コマ,彗星核基準加算コンポジット),
タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾
画像上側がほぼ真北となる構図になってますので、実際の見た目と違い
彗星が横倒し状態で写ってます。頭部の中央集光部をほぼ中心に据えて
フレーミングしたら、左上方に伸びる太いダストテイルとは正反対の
方向に細い尾が写りました。これは前日の望遠レンズによる撮影でも
捉えていたアンチテイルで、残念ながら雲の妨害を受けましたけど、
フレームアウトしている感じです。その先端は写野外となってしまい
ましたが、2°以上(満月4個分以上)の長さまで伸びていた模様です。
形態がとっても細いのが印象的ですね。双眼鏡を使った眼視観測では、
見えるような見えないような判然としない感じでした。
ところで、アンチテイルって何なん?という方に向けて、この撮影日に
国立天文台がライブ配信した動画で渡部先生が詳しく解説されてました
ので、参考用として以下に貼らせていただきます(1:10:10頃から解説)。
個人的にこれまで撮ってきた彗星の中にもアンチテイルの写ったものが
ありますが、これほど細くなるのは割と珍しく、2013年春に見られた
パンスターズ彗星(C/2011 L4)以来のことではないかと思われます。
それはこんな姿になったヤツでした。
【パンスターズ彗星(C/2011 L4)2013/05/25】
キヤノンEOS60Da+EF200mm F2.8LⅡUSM,F4.5,ISO400,
総露出時間60分(2分×30コマ,彗星核基準加算コンポジット),
タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾
※右寄りに写る頭部から左へ長く伸びているのがアンチテイル
これは極端な例かもしれませんが、たまにこういうのもあります。
ということで、紫金山・アトラス彗星は話題性に富む彗星ですねぇ。
陽射しが弱くて山肌の状況が分かり難いですが、雪化粧はしてませんね。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:18.4℃ 富士山:0.3℃
今日は南風が吹いて気温が高くなるらしく、ウチの地域の予想最高気温は
驚きの31℃となってます。10月後半に真夏日になるなんて本当か(@_@)
但し、夕方からは北からの風向きに変わって気温が急降下するとか。
調子が狂いそう・・・
gooブログにお引越ししてから早いもので5年が経過しました。
これまでのPV数の推移グラフはこんな状況。
トータルで80万近くまで来ました。数多くのご訪問に感謝申し上げます。
ちなみにGAZOOブログ時代(10年9か月)のトータルPV数は96万台でした。
来年にはそのレベルに到達するでしょうか。
相変わらず自己満足の撮影画像を晒すだけのブログになってますが、
引き続きご贔屓の程よろしくお願いいたします。
昨夜の満月(スーパームーン)は撮れなかったので、15日に撮影していた
十三夜の月を代わりにアップします。
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサー(F3.8),ISO100,
露出1/1000秒×16フレーム(Registax6にてスタック&wavelet処理など),
赤道儀使用(電動追尾),トリミングあり
薄雲越しの撮影でしたが、写りにはあまり影響が無かったようです。
満月よりもクレーターの見え方はイイ感じがします。
先月の十五夜も見ましたので、これで今年も片見月とならずに済みました。
14日の日没後に撮影した紫金山・アトラス彗星の続きです。
最後は地上の街灯りまでフレーミングした状態で彗星頭部が沈むまで連写し、
得られた308ショットを全て使ってタイムラプス動画を作成しました。
それがコレです。
日周運動により、光溢れる市街地を目指して降りていくイメージになりました。
『風の谷のナウシカ』で大ババ様が発するセリフのオマージュとして、
「その星☆彡 白き尾を棚引かせて金色の街に降り立つべし」
なんていう言葉が頭に浮かびました。
明け方に見えていた頃は尾から昇ってきたため、撮影序盤に頭が隠れてましたが、
夕方の西空に移ると頭から沈んでいくようになって、連続撮影の終盤になってから
頭隠して尻尾隠さず状態になったのでした。
で、308ショット中の1画像を選んでレタッチしてみたのがこちら。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/14 18:47】
キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F2.8,ISO3200,L41フィルター,
露出1秒,三脚使用(固定撮影)
太くて長い尾を引く壮大なグレートコメットって感じに仕上がったような気がします。
10/14の日没後、紫金山・アトラス彗星を狙うために集まった方々が形成したカメラの砲列
の中に自分も加わって、ミラーレス一眼でターゲットとなる彗星を撮影しました。
で、最初の取得画像がコレです。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/14 18:05】
キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F5.6,ISO3200,L41フィルター,
露出1.6秒×18コマ(彗星核基準加算コンポジット),三脚使用(固定撮影)
日没から1時間も経ってないので背景がまだ明るいですが、雲間に長~い尾を伸ばした姿を
捉えることができました。よく見ると、頭部から右斜め下側に通常とは真逆の方向に伸びた
ような尾が薄らと確認できます。そこで、頭部をトリミングして強調処理を施すと・・・
淡いながらごく細い光の帯が写っているのが分かります。いわゆる「アンチテイル」という
尾で、太陽-彗星-地球の位置関係に依り、扇形に広がったダストテイルの一部分が見掛け上、
太陽の方向に伸びたように見えるものなんですが、こんな風にレーザービームみたいな鋭い
形態になるのは凄くレアな現象ではないかと思います。ちなみに、この細いアンチテイルは
太陽観測機SOHOのコロナグラフでも捉えられました。YouTubeにその様子が記録された動画
を見つけたので貼っておきます。
その後、雲隠れ状態が続いてしまって今日はもうダメかなと思ったら、運良く雲の切れ間に
また入ってくれたので撮影を再開。高度が低くなって背景の色味が変わってしまいましたが
こんな画像が得られました。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/14 18:23】
F2.8,ISO3200,露出1.6秒×20コマ(彗星核基準加算コンポジット)
※その他の撮影条件は最初の画像と同じ
画像上方に伸びる尾の濃淡が分かりやすくなった気がします。アンチテイルも雲越しながら
確認できます。
さらに12分後、薄明終了後に得られた画像がこちら。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/14 18:35】
F2.8,ISO6400,露出1秒×30コマ(彗星核基準加算コンポジット)
※その他の撮影条件は最初の画像と同じ
空は暗くなりましたが、彗星の高度はかなり下がって地上の街灯りの影響を受け始めたため
画像下部が黄ばんでしまったり、横に棚引いた雲が邪魔だったりしますが、尾の写り具合に
ついてはコレが一番イイ感じになりました。感度を結構上げたとは言え、たった30秒ほどの
総露出時間でこんなに綺麗に写るとは思いもよらなかったです。
これほど肉眼で良く見える明るい彗星に出会えたのは、1997年春に見られたヘール・ボップ
彗星(C/1995 O1)以来です。今世紀に入ってからは、2007年のマックノート彗星(C/2006 P1)、
2011年のラヴジョイ彗星(C/2011 W1)が大彗星となりましたが、いずれも南半球でしか好条件
で見られませんでしたし、2020年のネオワイズ彗星(C/2020 F3)も大彗星の1つに数えられる
ものの、日本(特に本州)では梅雨明けが遅れて彗星の最盛期が天候不順となって、北海道や
沖縄などの限られた地域しか晴天に恵まれなかったことと、コロナ禍で遠出が憚られる状況
にあり、観望や撮影が満足にできなかった苦い思い出があります。ということで個人的には
この紫金山・アトラス彗星を21世紀に入ってからここまでのNo.1グレートコメットに挙げたい
と思います。
陽射しがほとんど無い状況で、背景の空の方が明るくて夕方に撮ったような感じの姿です。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:15.7℃ 富士山:1.0℃
八王子アメダスの日最高気温は昨日まで4日間連続で25℃以上の夏日が続きました。
今日は今のところ曇り空ですが、予想最高気温は27℃となっており、
ちょっと運動すると汗ばむ陽気になるかもしれません。
14日の夕刻、伊豆半島某所でこんな砲列が見られました。
まだ日没前だったので、綺麗に見えている夕日を撮りに集まったのかと思いきや、
日が沈んでも撤収の気配なし。何故なら迎撃対象はコレだったからです。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/14】
Google Pixel7aにて撮影,夜景モード使用,ISO7752,F1.9,露出1/2秒,2倍ズーム,
某構造物に押し当てて手持ち撮影,Photoshopにてコントラスト調整などのレタッチ少々
そうです、紫金山・アトラス彗星を狙う目的で大勢の人が集っていたのでした。
で、前日よりも太陽離角が大きくなって、さらに観測しやすくなるとともに、
沈むまでの時間も長くなり、背景の空が結構暗くなった時間帯での撮影となった
せいか、カメラが勝手に感度を上げてくれて、前日のイメージよりも長~い尾が
コントラスト良く捉えられました。ちょっと邪魔な雲があったのは残念ですけど、
スマホでこんなに明るく写ってしまうとはねぇ。いやー度肝を抜かれました。
ちなみに、肉眼ではダストテイルが10°ほど伸びているのが確認できました。
別途ミラーレス一眼+望遠レンズでも撮影しましたが、これから画像チェックします。
そちらはもっと凄い写りのショットがあるかも?
3連休の中日となった13日の夕刻に、多摩川に架かる某橋から紫金山・アトラス彗星を
観望/撮影しました。前日に新潟県某所で見た時に比べて断然観測しやすくなっており、
肉眼でも尾が伸びている姿を確認。双眼鏡による観察では尾が5°以上の長さに達して
いるように見えました。太陽からの離角が大きくなったことが眼視イメージの激変に
つながったのかもしれません。
この日は観望主体だったので撮影機材はスマホだけ。撮れた画像がコレです。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/13】
Google Pixel7aにて撮影,夜景モード使用,ISO71,F1.9,露出8.64秒,三脚使用
Photoshopにてトーンカーブ調整などのレタッチ少々
スマホでの撮影イメージも前日とは段違いで、広角で撮っても尾が数度ほど伸びている
姿がしっかり確認できるレベルの写りになりました。ちなみに上の画像で左端の輝星は
金星、右上寄りの割と明るい星はうしかい座の1等星アルクトゥールスです。
で、等倍トリミングすると・・・
これぞ「ほうき星」っていう印象です。市街地でも見える肉眼彗星との出会いに感動し、
周囲に偶々集まった見ず知らずの方々と一緒に歓喜したのでした。
まだ観測好期は続く・・・