みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

時間の大海

2009年01月20日 23時38分23秒 | 日常のあれこれ
友達と一緒に大三国志展を見てきました。

今から1800年も前に、中国大陸で3つの国が天下をめぐって戦争をしました。これをまとめた歴史書が「三国志」。この史実を土台に、いろいろな物語が現代まで伝わっています。

そうは言われても、今から遠い遠い昔の話。想像もつかないほど遠い過去の話です。

私が人生でじかに触れられるのは、せいぜい80年の間に身の回りで起きる出来事に限られます。しかも、まだその半分さえ経験していません。ひとりの人間の小さな小さな時間スケールから1800年もの時間を想像することは、ほとんど無理です。

三国志として語り継がれる話があるのは確かですが、本当にそんな過去があったのか、にわかには信じられません。

それでも、墓や遺構などからさまざまな品物が出土しています。出土品が教えてくれるのは、私ひとりでは想像さえできない過去があったこと。ひとりの人間では到底実感できない時間が流れていたこと。

にわかには信じられない。信じられないけど、証拠がある。

理屈では理解できますが、感覚がついていきません。

どうやら、私は大きな時間の海に浮かんでいるようです。まるで太平洋のど真ん中に浮かぶ笹舟。

私って、ちっちゃいんだな。ひとりの人間って、ちっちゃいんだな。