みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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あえて公衆電話

2010年08月24日 19時21分33秒 | IT・デジタル
「ここにあったはず」

以前、通勤の途中で見かけて、「何かの折には」と場所を覚えていました。

探していたのは公衆電話。

先日、久しぶりに公衆電話を使いました。

緑色の、大きくて重い受話器。受話器と本体をつなぐ、固めの蛇腹の金属管。

出勤しようと駅のホームに入ったところで、事故が原因で電車の運行が遅れていることを知り、出勤が遅れることを勤務先に連絡するために公衆電話を使いました。

携帯電話を持ってたよね? ――はい、持っています。

携帯を家に忘れたの? ――いいえ、ちゃんとバッグに入れてありました。

電池が切れてたの? ――いいえ、電池は十分に残っていました。

電波が届かなかったの? ――いいえ、電波は届いていました。

じゃ、どうして携帯を使わずに公衆電話を探したの? ――公衆電話のほうが安いから。

携帯で通話するより、公衆電話からかけるほうが料金が安いのです。

私はほとんど通話をしません。連絡はEメールばかりです。前回携帯から電話をしたのは去年の8月。それ以来ほぼ1年間、自分の携帯から電話をかけたことはありません。

ほとんどメールしか使わないので、メールが安く使える料金プランを契約しています。料金プランはもちろんガンガンメール (プランE)。去年、ソフトバンクからauに乗り換えて以来、ずっとこの料金プランで携帯を使っています。

プランEの場合、音声通話をすると30秒ごとに21円かかります (消費税込)。1分話せば42円。これに対して、公衆電話から市内通話をする場合は1分ごとに10円しかかかりません (朝8時から夜11時までの税込料金。夜11時から翌朝8時まではもっと安くなります)。1分に満たない通話であっても、公衆電話からかけるほうが安いのです。

そんなわけで、私のカードケースに常備してあったテレホンカードが登場! 会社への電話連絡に活躍してくれました。

このテレホンカードは、10年以上前に金券ショップで買ったカードです。度数はまだ30度 (300円分) 以上残っています。このカードを買った当時はときどき外出先から電話をかけることがありましたが、次第にネットとメールが普及し、外出中に電話をかける機会が激減しました。気づいたら使いかけの半端なカードが手許に残っていたという次第です。

このテレホンカードも早く使い切ってしまいたいのですが、ほとんど電話をかけないので、なかなか度数が減りません。かと言って、使わずに温存することもできません。ときどき使わないと、磁気データが弱くなって、公衆電話にカードを挿入しても正常に読み取られなくなってしまいます。今回、会社への連絡で使ったのは1度数 (10円分) だけですが、これでカードの磁気データを新しく書き換えることもできました。このカードもしばらくは安泰でしょう。