宝物を守る

甘い香りの小雨が降る中、のんびり歩いて買い物に出ました。

スニーカーが踏む路面はしっとりと湿っています。

しゃわ、しゃわ、しゃわ

歩を進めるごとに、かき氷にスプーンをさすような音がします。

ここ1ヶ月ほど、買いたくて仕方なかったものを買いました。

大事な宝物になったノートにかける保護カバーです。

このノートは、去年バイトを始めたときに作り始めたノートです。最初は、研修で教わったことを書き留めて復習するためのノートでした。現場に入ってからは、業務が変更されるたびに少しずつ改訂し、業務に欠かせないものになりました。今では、正社員でも正確に把握していないことが私のノートに詳細に記されていることさえあります。

このノート、バイト先に置きっ放しではありません。必ず家に持ち帰り、ときどき読み返したり整理したりします。

しかし、ノートをバッグの中に入れて持ち運んでいると、表紙の角がすれて傷んでしまいます。この傷みがずっと気になっていました。

今日、ノートに保護カバーをかけました。これで傷みを気にせずに、安心して持ち運ぶことができます。バイト中にうっかり表紙を汚してしまう心配もなくなりました。

これからも、よろしくね。

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