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ほふく茎を矯正

2010年10月14日 18時57分46秒 | 草木をめでる
アップルミントが根元から出した2本のほふく茎が伸び、鉢の縁に当たって曲がっていました。

このままでは、狭い範囲に多くの芽が根を下ろすことになり、鉢全体のバランスが悪くなってしまいます。

ほふく茎を曲げて、鉢全体からバランスよく新芽が出るようにしましょう。

茎を指でつまんで曲げれば簡単に……あれ? 曲がらない。

このほふく茎、ちょっとやそっとの力では曲がらないのです。見た目は細いくせにずいぶん固い茎です。茎が折れてしまわないように、加える力を少しずつ強くしていきます。

プチッ

あれ? 今、何か音がしたよ。

よく見てみると、根元から2番目の新芽の根が根元から切れていました。

あー、やっちゃった。

園芸初心者、何をしでかすか分かりません。ごめんよ、ミント。

根は切れてしまいましたが、ほふく茎でつながっているので、枯れることはないでしょう (と楽観視)。枯れてしまっても、もう1本のほふく茎が鉢を1周してバランスよく新芽が出るでしょうから大丈夫 (と正当化)。

切れちゃったものは仕方がありません (と開き直る)。根を引っ張り出してみましょう。今度は途中で切れないようにね (と余計なところは慎重)。

するするする……

出るわ出るわ、なんと7cmほどの長さの根が出てきました。太さも直径1mmほどとたくましい。葉は4mmと小さいのに、こんなに太い根を深く張っていたとは。ここまで根が深くては、少しくらいの力で茎が曲がらないのも当然です。

このアップルミントは、7月下旬に挿し木した株です。挿し木してから2ヶ月半しか経っていません。まだそんなに勢いはないだろうと思っていましたが、強い生命力でしっかりと根づいていたようです。(もしかして、土の表面に見える白くて細かいヒゲは全部ミントの根っこ!?)

mint0058.jpg: アップルミントのほふく茎を矯正する

ほふく茎が動くようになったので、茎をぐいっと曲げ、古い箸を土に刺して茎を固定。矯正しています。これから出る新しい芽には、この位置で根づいてもらいます。



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