みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

卒業します

2011年02月03日 23時14分34秒 | 明日への一歩
今月いっぱいでバイトをやめることにしました。

悩みましたが、やめることにしました。

戸籍上の名前を変更した後、初めて女性として仕事を探し始めてから約2年。今のバイト先には1年9ヶ月ほど勤めたことになります。

責任者に退職を申し出て、届出書を書きました。

退職を決めて、いろいろなことを思い出しました。

すべての出来事が、まるで昨日の出来事のようです。

迷いに迷って最初の1歩を踏み出したこと。

友達が応援してくれたこと。

面接の結果通知の電話で担当者から「今回は縁がありませんでした」と言われたこと。そこで食い下がり、再検討に持ち込んだこと。その後、採用の電話があったこと。

ドキドキの初出社

延べ4日間の研修中、家に帰っては練習を重ねたこと。端末画面のスクリーンショットを印刷して家に持ち帰り、端末操作をイメージしたりもしました。

初めて現場に出るとき、私の教育係に指名された兄やんは、困惑しながらもいろいろ教えてくれました。最初は「オレ、みぃさんがどんなことを教わったのか知らないよ」なんて言って、私が何を知ってるかをロールプレイで確認してたっけ。

家で何度も練習していても、現場は勝手が違いました。慣れない端末操作でまごついてるときに、隣で手取り足取り教えてくれた社員もいました。

恥をかくことが仕事だと、失敗を重ねてもガンガン前に出て行った日々。

ノートを開くと、時間が一気に巻き戻され、研修の場面がありありとよみがえります。

涙がぽろり。

さみしいです。

バイト先の人たちは親切で、みんな仲よくやっています。そんな環境から離れることが、さみしいです。バイトに出るのが嫌で嫌で仕方なくなったのなら、未練はないのでしょう。元の性別が問題になったわけでもありません。せっかく就いたバイトをやめるのは もったいないかとも思いましたが、当初の目的を達成した後は、いいところでやめるのが賢明だと判断しました。

当初の目的とは、女性として就職することと、今までと違う仕事に就くことで、自信をつけること。

2年前、不安を乗り越えて新しい行動を起こすことができました。何社か面接を受けて、度胸もつきました。バイトの現場を経験して、女性として社会の中に食い込めることも分かりました。自分に何ができるかも確認できました。

バイトを通じて得た勇気と自信をもって、そろそろ次の1歩を踏み出しましょう。

何度となく袖 (そで) を通した制服とも、もうお別れです。

退職日まで、1回1回の出勤を大切に。



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