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ひとり暮らし用マンション

2011年09月24日 22時58分01秒 | 日常のあれこれ
新聞のページをめくると、大きな全面広告が目に飛び込んできました。

新しく建設されるマンションだそうです。

間取りは1LDK (40m2弱) と2LDK (50m2強)。50m2の1LDKもあります。価格は2000万円からと手頃です。都心も都心、繁華街まで歩いて出られるほどの場所に立地しています。

LDKには、当然のようにカウンターキッチンが備わっています。モデルルームの写真では、そのカウンターの前にスツールを並べ、カウンターをそのままダイニングとして利用していました。
「こういう使い方もあるんだ」
カウンターで食事をすれば、わざわざキッチンからテーブルまで料理を運ぶ必要はありませんし、部屋を広く使えます。どうせ食事なんて食べたら終わりです。いい使い方を知りました。

この物件、ひとり暮らしによさそうです。

ひとり暮らしの場合、必要以上に部屋が広いと、掃除が面倒です。かと言って25m2程度の1Kでは狭すぎます。最低限、寝る場所とパソコンに向かう場所は必要です。余裕があれば、くつろぐ部屋もあると、仕事モードから気分を切り替えるのにぴったりです。

最近、マンションの広告が気になります。

以前は一戸建てが好きでした。母が「マンションは上下階に気を使わなければならない」と嫌っていた影響があったのでしょう。しかし、一戸建ては年をとったときに管理が大変です。私がこのままひとりで生きていくとすると (そのつもりです)、年老いたときでも管理が容易な家に住むべきです。最近はマンションもいいと思うようになりました。

災害への備えも、マンションの方が比較的容易です。基礎と躯体 (くたい) でしっかりと地震に備えられますし、ある程度 上の階であれば洪水が起きても部屋に浸水することはありません。3~5階であれば、停電でエレベーターが止まっても、階段だけで十分に暮らせます。ただし、耐震性が低いマンションの場合は、地震で被災する可能性が高くなり、万一被災すると、修復や建て替えにあたって住人どうしでかなりもめることが阪神大震災の例で明らかです。

いいこといっぱいのマンションですが、普段の生活では通風に決定的な難があります。左右の2面を別の部屋に挟まれていると、どうしても風が通りにくくなってしまいます。バルコニーに面したリビングの窓は気楽に開け放てますが、バルコニーの反対側は玄関です。いくら風を通すためとはいえ、玄関のドアを開け放つわけにはいきません。共用通路に面した窓を開け放つのも、ひとり暮らしでは目が行き届かず、防犯上問題があります。結局、バルコニー側の窓を開けてお風呂場の換気扇を回すほかに選択肢はなさそうです。3面に窓がある角部屋なら風通しがよさそうですが、角部屋の数は少なく、価格も高くなるでしょう。

買うつもりもないのに、いろいろ想像するのでした。