最近好んで読む本は明石書店のエリア・スタディーズ。ひとつの国や地域を取り上げて、自然、民族、暮らし、文化、歴史、政治、経済、観光など多くの観点から各分野に詳しい人が概要を説明するシリーズです。タイトルは「○○ (地域名) を知るための60章」。章の数は本によって多少異なりますが、60章程度で構成されています。各章がひとつのテーマに相当し、ひとつの章のボリュームが4~6ページなので、ちょっとした時間にも気軽に読めます。
このシリーズで初めて手に取ったのは「スリランカを知るための58章」。たまたま図書館の新着図書コーナーに並んでいるのが目に留まってのことです。その土地ならではの習俗や言語に興味津々 (しんしん)。近代化の波を受けてどのように変わりつつあるかも知りたい。ベトナム、南太平洋、ケニア、……と読みたい国や地域がたくさんありすぎて、時間が足りない。