みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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学習の成果はやがて頭打ちになる

2011年07月06日 22時30分04秒 | お仕事・学び
この連載の目次

(前回から続く)

課題を自習する場合、自力で克服しやすい問題点と、克服しにくい問題点があります。自習する場合は、自力で克服しやすい問題点が多く克服され、自力で克服しにくい問題点が解消されずに残りがちです。

つまり、自習当初はどんどん問題点が見つかり、それを克服することで学習の成果が上がっていきますが、自習が進むにつれて上達のペースが鈍くなります。

自習の初期にはどんどん上達するものの、やがて行き詰まり、打開策を見出せなくなることは多くの人が経験していると思います。

短期間で見れば、あるひとつの課題の学習に自分ひとりだけで取り組んだ場合の成果は、おそらく直線的に上昇するのではなく、

learn000.png: 学習の成果は直線的に上がるか?

上昇しつつ次第に一定の水準に近づき、やがて頭打ちになると考えられます。

learn001.png: 学習の成果は一定の水準で頭打ちになる

(学習の成果が頭打ちになる理由については、後で考察します。)

そのため、講師から指導を受けた後、ある程度の労力をかけて復習したり課題を追究したりしたら、改めて講師に評価してもらって、次に克服すべき課題を明確にしたほうが学習効率が高くなります。ただし、これは追究にそれなりのエネルギーを注いだ上での話であって、自力での追究をおろそかにして講師の評価を聞いてばかりでは、講師にべったり依存しているに過ぎず、成長は望めません。

この頭打ちの状態は、問題点を克服できなくなった状態ですから、スランプと同等です。講師やコーチがいても、指導が問題点の発見と克服につながらなければ、同様の状態に陥ります。

冒頭で断ったとおり、以上の話はあくまで短期間での話です。長期にわたる学習の場合はこの限りではありません。

(次回に続く)

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