みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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雨女ですか?

2008年04月18日 18時50分52秒 | 気ままにお出かけ
snow0014.jpg: 奈良町に雪が舞う
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/125s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+2), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

「雨女ですか?」
店主とおぼしき人からそう聞かれました。

窓の外では、白い粒が風に吹かれて頼りなげに宙を泳いでいました。白い粒は、ときおり横風にあおられたかと思うと、素直に地面に落ちて消えていきます。それは、空を飛ぶことを覚えた子供のようでした。子供は、一瞬の歓声を上げた後、ふっと夢から覚め、自分の体重を思い出して黒い地面に吸い込まれていくのです。

ガラス越しに見える狭い空には、薄墨を流したような雲が低く垂れ込めていました。私は、午前中の撮影を切り上げ、カフェに入って昼食をとっていました。ランチタイムが始まったばかりの店内は客もまばらで、手持ちぶさたな店主はカウンターの前で看板のように立ちつくしていました。

背後から聞こえた店主の声は、柔らかく紳士的でした。
「雪が降ってきちゃいましたよ」
「そう、私が旅行に出ると、いつも雨が降るんですよ。今日は雪ですけど」
それで、雨女ですか、ってわけ。はい、そうです。自信を持って宣言します。

奈良旅行の間は、2泊3日の旅程のうち、2日目3日目に雪が降る中を歩くことになりました。幸い、どちらの日も雪は一時的に舞っただけで、道に積もることもなく、撮影のアクセントとして活躍してくれました。

そう、雪であっても「撮影のアクセント」です。あまりによく雨に見舞われるので、旅先で雨が降るのはもう慣れっこです。雨が降っても予想の範囲内。逆に、晴れたらラッキー。

architecture116.jpg: ならまち格子の家にて。窓から差す日
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/125s), -1.0EV (Matrix metering), ISO400, WB=Cloudy (-2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

ところで、雨に降られている気がするだけでしょうか、それとも実際に雨に降られることが多いのでしょうか。実際にどの程度雨に降られているか、過去のデータを集計してみましょう。宿泊を伴う旅行のうち、雨か雪の中で行動しなければならない時間があった日の数を旅程の全日数で割って、雨降り率とします。


年月旅行先全日数雨か雪の中で行動した日数雨降り率
2005年10月鳴門・高松4泊5日3日60%
2006年3月福岡4泊5日3日60%
2006年9月但馬 (たじま)3泊4日4日100%
2007年1月日間賀島1泊2日0日0%
2007年3月長崎8泊9日1日11%
2008年2月奈良2泊3日2日67%
2008年3月知多・日間賀島1泊2日0日0%
合計23泊30日13日43%


全日程の60%以上で雨に降られた旅行が4回ある一方で、雨と縁遠かった旅行も3回あります。降られるか降られないか、両極端に振れるようです。

トータルすると、全30日間のうち13日、実に43%で雨か雪に見舞われていることになります。平均すると、5日間の旅行に出れば、そのうち2日は雨が降る計算になります。

まぎれもなく雨女のようです。干ばつで小麦の不作にあえぐオーストラリアでも旅行してきましょうか。



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