みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

整形外科へ・後編

2009年08月18日 13時46分15秒 | 日常のあれこれ
(前回から続く)

「痛風かもね」

この食の細い私が痛風だなんて。お酒も飲まない (と言うか飲めない) し、暴飲暴食もしない (と言うか、できない) のに。
「外反母趾 (がいはんぼし) じゃないんですか?」
「通風は、よくこの辺りにできるから」
医師は、親指の付け根を指し示しながら、同じ病名を繰り返しました。

私は外反母趾を疑っていました。5月にバイトを始めて、パンプスを履く時間が長くなりました。つま先が細いパンプスは選んでいませんが、靴のサイズが合っていない可能性はあります。実際、左の靴は少し窮屈でした。

「尿酸値を調べるために血液検査をして、レントゲンも撮りましょう」

えぇ~っ! 血液検査ぁ!?

注射は大の苦手です。針を刺される場面を想像するだけで卒倒しそうになります。

どうしよう。

注射を恐れて原因を究明せずに放置し、ズルズルと悪化させるか。

それとも、注射に耐えて正確な診断を受け、早期発見・早期治療に臨むか。

注射の恐怖と確定診断を天秤 (てんびん) にかけ、天秤にかけ、天秤にかけ、……覚悟を決めて採血を受けました。幸い、採血を担当してくれた年配の女性看護師さんは上手で、腕に刺さった針の違和感はほとんどありませんでした。

血液検査の結果が出るまで約1時間。その間にレントゲンを撮ります。放射線技師は丁寧に確認してくれます。
「現在、妊娠していますか」
「いいえ」
「妊娠の予定はありますか」
「いいえ」
私はそもそも妊娠できませんが、面倒なので素直に質問に答えます。
「念のために、これを」
カフェエプロン風のものを下腹部に巻かれました。たぶん中には鉛が入っていて、X線を防ぐ役割を果たすのでしょう。

レントゲン検査は、左足を2方向から撮影しておしまい。

検査の結果、血液中の尿酸値は3.3mg/dlと、基準値1.8~6.5mg/dlと比較して十分低い値でした。

レントゲン写真は、診察室のパソコンの画面に出てきます。医療の現場もだいぶIT化が進んでいるようです。レントゲン写真が表示された画面は、カルテ用のディスプレイとは別の、縦長のディスプレイでした。パソコンには液晶ディスプレイが2台接続されていたようです。私のお仕事マシンPrecision T3400もデュアルディスプレイにしたいぞっ! ちなみに、デジタルX線撮影は、フィルムで撮影する場合より被曝量がかなり少なく済むそうです。

医師がマウスを操作して、親指の付け根付近を拡大しました。細部まで鮮明に写っています。異常は見られません。
「外反母趾だと、ここがもっと そってくるんですけど、そんなことはありません」
痛風でも外反母趾でもないと判明しましたが、では原因は?
「原因は分かりません。靴かも知れません。締め付けが強いとか……」

しばらく靴の中敷を調整して試行錯誤してみます。

(連載終わり)

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