「鉄橋を撮るだけでは鉄橋を撮ったことにならない」
今回の但馬 (たじま) 旅行は、その真実ともうひとつ、雨の日の撮影も楽しいことを教えてくれました。
せっかく休暇を取って旅行するのですから、雨だからといって日程を無駄にしたくはありません。出発前に既に雨が予報されていたので、カメラを濡れないように包むカバーを用意するなど、雨の中で撮影するための準備を整えて出かけました。
旅行中、雨が降らなかった日は1日とてありませんでした。初日は京都で夕立に、2日目は餘部で雨に、3日目は出石で小雨に、最終日は朝から雨がしとしとと降り、京都でも止みませんでした。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/15s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)
レンズに水滴が付くと、その水滴が写真に写ったり写真の一部がゆがんだりします。雨が降っているときはレンズを上に向けることができません。路面も濡れているので、片ひざ立ての姿勢なども取りにくく、ローアングルでの撮影もできなくなります。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/250s), 0.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
それでもレンズを真上に向けて三角形の空を切り取ったりしましたが。これは、初日に京都駅ビルで見かけたオレンジ色の三角柱のオブジェの中です。急に中をのぞき込みたくなり、居ても立ってもいられずに、雨が降る中、レンズを真上に向けて撮影しました。露出を外さないように事前にスポット測光に切り替えておき、慌てて撮って慌てて撤収しました。スポット測光って便利だね。
仕方なく始めた雨の中での撮影ですが、気がつくと雨の魅力に引き込まれていました。
雨の滴をいっぱいに受けた緑は、しっとり鮮やかに輝きます。路面は鏡となって街の風景を映し出し、窓に付いた雨滴はガラスに細かな丸い装飾を施します。
連日どこかで雨に見舞われる旅でしたが、幸い風はほとんど吹かなかったので、雨が描き出す景色を楽しみながら比較的楽に撮影できました。
ところが、最終日に京都での撮影を終えた後のこと。機材を片付けている最中に、バッグがびしょ濡れになっていることに気づきました。カメラを濡らさないことを最優先にして傘を差すと、どうしてもバッグが雨を受けやすくなってしまいます。
それでもさすがはボストンバッグ。バッグの主コンパートメントまで雨が染み込むのは防いでくれました。ひとつ残念だったのは、外ポケットに雨が染み込んでしまったこと。すぐ取り出せるようにと外ポケットに入れていたクリーニングクロス (カメラのレンズをふくための布) はぐっしょり濡れ、とてもレンズをふける状態ではなくなっていました。雨の日に撮影する場合は、外ポケットにもしっかりと防水が効いたバッグを用意するか、バッグにもカバーを掛けておく必要があると痛感しました。
長期にわたって連載してきた但馬旅行写真集もこれでおしまい。楽しんでもらえたなら何より。
最後に、旅行中それぞれの日の雨の様子を振り返ってみます。あぁ、よく降られたもんだ。
(本記事1~2枚目の写真は新規掲載。以下の写真は再掲。)
初日、京都での夕立。「但馬旅行写真集・2 (京都駅夕立)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/50s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
2日目、餘部での小雨。「但馬旅行写真集・17 (餘部駅秋雨)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/125s), 0.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Cloudy (-2), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)
3日目、出石での小雨。「但馬旅行写真集・24 (秋雨の草色)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/15s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)
4日目、京都での雨。「但馬旅行写真集・30 (雨飾り)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/80s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)
但馬旅行の目次は → こちら
「鉄橋を撮っても鉄橋は撮れない」 ← 但馬旅行の前の記事 (旅程順) はこちら。
今回の但馬 (たじま) 旅行は、その真実ともうひとつ、雨の日の撮影も楽しいことを教えてくれました。
せっかく休暇を取って旅行するのですから、雨だからといって日程を無駄にしたくはありません。出発前に既に雨が予報されていたので、カメラを濡れないように包むカバーを用意するなど、雨の中で撮影するための準備を整えて出かけました。
旅行中、雨が降らなかった日は1日とてありませんでした。初日は京都で夕立に、2日目は餘部で雨に、3日目は出石で小雨に、最終日は朝から雨がしとしとと降り、京都でも止みませんでした。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/15s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)
レンズに水滴が付くと、その水滴が写真に写ったり写真の一部がゆがんだりします。雨が降っているときはレンズを上に向けることができません。路面も濡れているので、片ひざ立ての姿勢なども取りにくく、ローアングルでの撮影もできなくなります。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/250s), 0.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
それでもレンズを真上に向けて三角形の空を切り取ったりしましたが。これは、初日に京都駅ビルで見かけたオレンジ色の三角柱のオブジェの中です。急に中をのぞき込みたくなり、居ても立ってもいられずに、雨が降る中、レンズを真上に向けて撮影しました。露出を外さないように事前にスポット測光に切り替えておき、慌てて撮って慌てて撤収しました。スポット測光って便利だね。
仕方なく始めた雨の中での撮影ですが、気がつくと雨の魅力に引き込まれていました。
雨の滴をいっぱいに受けた緑は、しっとり鮮やかに輝きます。路面は鏡となって街の風景を映し出し、窓に付いた雨滴はガラスに細かな丸い装飾を施します。
連日どこかで雨に見舞われる旅でしたが、幸い風はほとんど吹かなかったので、雨が描き出す景色を楽しみながら比較的楽に撮影できました。
ところが、最終日に京都での撮影を終えた後のこと。機材を片付けている最中に、バッグがびしょ濡れになっていることに気づきました。カメラを濡らさないことを最優先にして傘を差すと、どうしてもバッグが雨を受けやすくなってしまいます。
それでもさすがはボストンバッグ。バッグの主コンパートメントまで雨が染み込むのは防いでくれました。ひとつ残念だったのは、外ポケットに雨が染み込んでしまったこと。すぐ取り出せるようにと外ポケットに入れていたクリーニングクロス (カメラのレンズをふくための布) はぐっしょり濡れ、とてもレンズをふける状態ではなくなっていました。雨の日に撮影する場合は、外ポケットにもしっかりと防水が効いたバッグを用意するか、バッグにもカバーを掛けておく必要があると痛感しました。
長期にわたって連載してきた但馬旅行写真集もこれでおしまい。楽しんでもらえたなら何より。
最後に、旅行中それぞれの日の雨の様子を振り返ってみます。あぁ、よく降られたもんだ。
(本記事1~2枚目の写真は新規掲載。以下の写真は再掲。)
初日、京都での夕立。「但馬旅行写真集・2 (京都駅夕立)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/50s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
2日目、餘部での小雨。「但馬旅行写真集・17 (餘部駅秋雨)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/125s), 0.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Cloudy (-2), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)
3日目、出石での小雨。「但馬旅行写真集・24 (秋雨の草色)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/15s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)
4日目、京都での雨。「但馬旅行写真集・30 (雨飾り)」より再掲。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/80s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)
但馬旅行の目次は → こちら
「鉄橋を撮っても鉄橋は撮れない」 ← 但馬旅行の前の記事 (旅程順) はこちら。
蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年11月17日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・30 (高松城の庭園)」 【みぃのつぶやき】 このちくちくロバさんの毛は静電植毛でしょう。布地の表面に接着剤を塗って電圧をかけておき、別に用意した細かい毛に逆極性の電気 (電荷) を帯びさせて放出すると、プラスとマイナスの電荷が引き合って布地の表面に細かい毛が付く仕掛け。コピー機が紙にトナーを付着させるのと同じ原理ね。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。 |