みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

観光地の雑貨屋さん

2007年08月16日 22時06分14秒 | 気ままにお出かけ
shop_000.jpg: 足助の雑貨屋にて。店先の風車
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=5.6, SS=2.0s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=32mm (35mm-equivalent: 48mm)

雑貨屋さんの店先に並ぶ風車。浴衣姿の女性が足を止めていきます。まるで盛り塩で牛車が止まるみたいに。

shop_001.jpg: 足助の雑貨屋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=7.1, SS=1/1.6s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

こちらも雑貨屋さん。店内には小さな焼き物が所狭しと陳列されています。ごちゃごちゃした店内にわくわく。

festa048.jpg: 足助にて。スーパーの店先のたんころりん
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and LEE Graduated ND 0.9 Soft filter, Manual exposure (F=4.0, SS=2.5s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

既に閉店したスーパーの店先にも、さり気なくたんころりんが置かれています。



たんころりんの目次は → こちら

鏡の国のたんころりん

2007年08月15日 18時24分25秒 | 光と空間
festa045.jpg: 足助にて。洋品店のショーウィンドウに映るたんころりん
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.0, SS=4.0s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

洋品店の店先に並んだ大小のたんころりん。ショーウィンドウに映り込んで仲間が増えました。

festa046.jpg: 足助にて。たんころりんの明かり
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/2.5s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)

たんころりんに ともされた炎が、ときおり思い出したかのように揺れます。

揺れる炎に浮かび上がる和紙の繊維。

festa047.jpg: たんころりんの内側
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1.3s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

たんころりんの内側では、規則正しく編まれた竹が幾何学的な模様を描いていました。



たんころりんの目次は → こちら

薄明かり包む調べ

2007年08月14日 19時18分15秒 | 光と空間
harp_000.jpg: ケルティックハープの演奏
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/10s), ISO800, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

道を曲がると、音楽が聞こえてきました。薄明かりを頼りに奏でられていたのはハープ。演奏は岐阜県出身の澤田真弓さん。浴衣姿がりりしい。

左右の手が弦の上を滑ると、透き通った小さな音がはじき出され、ろうそくの炎のように転がり始めます。小さな音は薄明かりの中を漂い、やがてステージからあふれ出し、次第に勢いを増して部屋全体を飲み込んでいきます。

薄明かりが包む調べから、薄明かりを包む調べへ。

気がつくと、主役は光から音に交代していました。音はハープから出ているはずなのですが、曲はステージ全体から部屋を包み込むように響いてきます。

山奥の町で、行灯とろうそくの光の中、柔らかい調べに身を任せる夜。

奏者と聴衆の距離が近いコンサートっていいね。

演奏されている楽器はケルティックハープ。オーケストラで使われるグランドハープより小型のハープです。特徴的なのは、半音上げるために弦の張り具合を変える必要があること。半音の操作は演奏中でも可能ですが、頻繁に操作するには向いていないので、途中で転調しない曲を主に演奏するそうです。

本番の演奏中は、撮影を控えて曲を聞きます。胸を揺さぶる演奏を聞き流してファインダーなんかのぞいていられないから。奏者をただの被写体としか見なさないのは失礼だから。音楽を聞かずに撮影しても心のこもった写真にはならないと思うから。その場の雰囲気にどっぷりと浸って撮るのが私の撮影スタイルだから。

harp_001.jpg: ケルティックハープのステージ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/2.5s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

演奏後の、誰もいないステージ。部屋はとても暗いのですが、このくらいの明るさがあれば十分に弦が見えるんだそうです。澤田さんはステージから下りて休憩中。次の開演は30分後。

空になった客席に、また人がぽつりぽつりと人が入り始めました。五月雨 (さみだれ) のように人が来るのは、おそらくプログラムとして演奏時間が厳密に決まっているわけではないからでしょう。残念ですが、つい今しがた閉演したばかり。次の演奏は30分後です。

と、澤田さんがステージに上がり、数人のために1曲演奏してくださいました。まるでプライベートコンサート。1枚目の写真は、そのときに撮影したものです。このときはファンサービス的な性格の演奏でしたし、既にカメラも据えていたので、何回かシャッターを切ってきました。

それでも、演奏中のシャッター音は耳障りで、申し訳ない気分でした。D70sはシャッター音が割と大きく、シャッターを切ると、「パシャ」ではなく「ガシャッ」と派手な音を立ててくれます。演奏中でなければ、この大仰なシャッター音も撮影気分を盛り上げてくれて好きなのですが。



たんころりんの目次は → こちら

たんころりん

2007年08月13日 19時33分13秒 | シリーズ企画の目次
festa043.jpg: 足助のたんころりん
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=6.3, SS=10s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)

たんころりんを見に、足助 (あすけ) の町を訪ねました。足助を訪ねるのは、おととしの秋に香嵐渓 (こうらんけい) で紅葉を見て以来です。

たんころりんとは、竹を組んで和紙を張った行灯 (あんどん) のこと。「ひょうたんころりん」とも呼ばれます。名前の由来は、ひょうたんに似ているからとも、ひょうたんを材料にしたからとも言われます。ひょうたんころりんが縮まって、たんころりん。何とも愛嬌のある呼び名です。

たんころりんをともすには、竹かごの部分を持ち上げて、中の油皿 (ひょうそく) に火をつけます。竹かごをかぶせると、ほんわかとした明かりが辺りを照らし始めます。

festa044.jpg: 足助にて。たんころりんと酒屋の店内
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1.6s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

たんころりんは商店や民家の軒先に何気なく置かれています。こちらは酒屋の店先。長イスに腰掛けてゆっくり時を過ごすこともできます。

たんころりんは、日常の延長上に置かれた静かなお祭りです。今年のたんころりんは8月15日まで。素朴な町並みでの夕涼みはいかが?

交通


往路: 名古屋鉄道「豊田市」駅から名鉄バス「足助」行きに乗車、「香嵐渓」または「香嵐渓一の谷口」バス停で下車。所要約50分。800円。お盆期間 (8月13~15日) は休日ダイヤで運行。運行時刻は各社のWebサイトで調べられます。お出かけ前に再確認してね。

初めて訪れる場合は、「香嵐渓」バス停で下車して進行方向に歩き、巴橋を渡った先の信号を左に曲がると分かりやすいでしょう。たんころりんはその辺りから置かれているので、明かりに沿って歩けば道にも迷いにくいでしょう。

帰路: 最終のバスは足助21時40分発「豊田市」行き。「東岡崎」行きのバスは最終便が早く出てしまうので、岡崎以南の人も豊田市経由での移動がおすすめ。

目次


目次として、各記事をテーマ別に並べました。下の画像やテキストをクリックすると、該当する記事が表示されます。リンク先の記事はすべて写真付きです。写真だけ拾い読みという楽しみ方もあり。

harp_000.jpg (1) 薄明かり包む調べ

festa045.jpg (2) 鏡の国のたんころりん

shop_000.jpg (3) 観光地の雑貨屋さん

festa049.jpg (4) マンリン小路のたんころりん

festa051.jpg (5) たんころりん、おしまい

road009.jpg (6) 足助の生活道路



関連リンク:
足助観光協会 …… たんころりんが町を照らす足助町の観光案内です。

夜の太鼓

2007年08月12日 12時50分33秒 | 気ままにお出かけ
festa040.jpg: 堀川まつり。太鼓
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.2, SS=1/20s), ISO800, WB=Sunny (+1), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

(前回から続く)

今年の堀川まつりは太鼓が盛り上げてくれました。

太いバチから間断なく生み出される低い音が、体の奥底までズズン、ズズンと響き渡ります。

festa041.jpg: 堀川まつり。太鼓と提灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/13s), ISO1600, WB=Sunny (+1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

ぴんと張られた皮が勇ましい。

festa042.jpg: 堀川まつりの提灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/13s), ISO800, WB=Sunny (+1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

献灯会 (けんとうえ) の提灯 (ちょうちん)。中には電球ではなくて本物のろうそくが立っており、柔らかい明かりで船着き場を照らしてくれます。

現代の生活からはすっかり影を潜めてしまったろうそくに、私はちょっとおっかなびっくり。ろうそくの炎が提灯の張り紙に燃え移らないかと、いらぬ心配をしてしまいます。そんな私を尻目に、何食わぬ顔して辺りを照らし続ける提灯。想像以上に炎が安定しているのには驚きました。



2006年の堀川まつりはこちら → 前編後編