みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

MS-IMEのキー割り当てをバックアップする方法

2007年10月21日 19時52分31秒 | IT・デジタル
私は文章をたくさん入力する仕事をしています。そのため、漢字に変換しやすいように、MS-IMEのキー割り当てをカスタマイズして、入力の効率を上げています。

例えば、デフォルトのキー割り当てでは変換後の漢字を [Enter] キーで確定するように設定されていますが、このキー割り当てでは右手の小指を使う頻度が高くなり、小指の負担が大きくなってしまいます。その一方で、左手の親指が遊んでいます ([変換] キーは右手の親指で押しますから)。

負担をできるだけ多くの指に分散させるために、左手の親指を活用することにしました。[無変換] キーで変換後の漢字を確定するように割り当て、右手小指の仕事を左手に移します。そのほか、IMEのオン・オフを簡単に切り替えられるようなキー割り当ても行って、総合的に入力効率を上げています。

ところが、残念ながら、キー割り当てなどの設定をバックアップしたりリストアしたりする機能はMS-IMEに用意されていません。これは何もMS-IMEに限ったことではなく、現在流通しているほとんどのソフトウェアには、設定内容をファイルに保存する機能がまったく用意されていないのです。困ったことです。

設定を別途保存できなければ、万一のクラッシュに備えることができません。新しいパソコンに移行するときにも手動での設定を余儀なくされます。MS-IMEのプロパティウィンドウを開いてひとつずつキーを割り当て直すのはかなり面倒ですし、どのキーにどんな機能を割り当てたか別途メモしておかないと、キー割り当てを正確に再現できません。

自衛策として、設定の保存先を突き止めて勝手にバックアップすることにしました。

まずMS-IMEのディレクトリをのぞいてみましたが、キー割り当てを設定ファイルに保存している様子はありません。とすると、保存先はレジストリでしょう。

キー設定をバックアップするためには、レジストリのどの場所に設定が保存されているか探さなければなりません。インターネットで検索してみましたが、情報が見つからなかったので、自分でレジストリの中を歩き回って突き止めました (レジストリ階層が深くて厄介だったよ)。

※ 使用しているOSはWindows XPです。使用しているIMEはMicrosoft IME Standard 2002 ver. 8.1です。なお、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。

MS-IMEの各種設定は HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1 以下に格納されています。設定したキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleList 以下に格納されています。

私の場合は、以下のように [キー設定] で [ユーザー定義] を選択していますが、その場合のキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom に格納されます。

  1. [Microsoft IMEスタンダードのプロパティ] ウィンドウの [全般] タブの [キー/ローマ字/色の設定] セクションの [キー設定] で [ユーザー定義] を選択する。

  2. [設定...] ボタンを押す。[Microsoft IME詳細プロパティ] ウィンドウが表示される。

  3. [Microsoft IME詳細プロパティ] ウィンドウの [キー設定] タブでキーを割り当てる。



HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom のデータをレジストリエディタで参照してみると、種類はREG_BINARY、つまりバイナリデータとされています。ただし、実際にはNUL終端文字列がずらずらと並んでいるだけです。
例: SPACE=81 46 30 30 07 06(NUL)Ctrl+SPACE=80 88 18 18 18 00(NUL)...


キー割り当てをバックアップするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をエクスポートします。キー割り当てをリストアするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をインポートします。

キー割り当てを独自に変更しているユーザーは参考にしてください。繰り返しますが、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。

濡れた路面に緑の落ち葉

2007年10月20日 19時44分10秒 | 草木をめでる
rain_007.jpg: 雨に濡れる路面と落ち葉

濡れた路面に緑色の落ち葉。

雨降りの日にお散歩。お供はコンパクトデジカメです。

rain_008.jpg: 雨に濡れる路面と落ち葉

メジロの背中のような緑色をした葉っぱ。雨に濡れてツヤツヤ。

rain_009.jpg: 雨に濡れる路面と落ち葉

雨のせいか人通りの少ない道に流れる、緑色の時間。

やがて風が吹き始め、ひざから下が雨でぐっしょり濡れてしまいました。雨粒も大きくなって、靴にも雨が染みてきました。歩調に合わせて、靴の中でぐちょぐちょと水が動きます。こうなったら開き直って雨を楽しむべし。

コンパクトカメラで正解でした。こんな天気では、一眼レフは完全に持て余してしまいます。

雨の日は、大きな機材を持って歩くには不便です。

一眼レフの雨対策はかなり大がかりです。カメラ本体が濡れないようにカバーで覆うのは当然ですが、カバーをかけたからと言って雨ざらしで撮影するわけにはいきません。レンズが濡れると写真がぼやけてしまいますし、カバーのすき間から雨水が浸入する危険性もあります。

結局、カバーをしても傘が必要になります。

傘を持ちつつ一眼レフを手持ちで構えると手ぶれの危険性が高くなるので、三脚か一脚が欠かせません。おまけに、大きなカメラを傘で守ろうとすると、撮影者が傘の外に追い出されてしまい、背中がびしょ濡れになります。カッパも着ないといけません。カメラバッグの雨対策も不可欠です。

結局必要なものは、カメラ用のカバー、傘、三脚 (少なくとも一脚)、カッパ、雨に強いカメラバッグ、等々。

これじゃお散歩とは言わないよ。

雨の日のお散歩に連れて行くカメラはコンパクト機に限ります。

黄金色の土手

2007年10月19日 19時43分52秒 | 草木をめでる
grass007.jpg: 雑草
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.8, SS=1/500s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

雑草がびっしり生えた土手が金色に。日の光を金色に染めていたのは、赤茶けた雑草の穂。

grass008.jpg: 雑草
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/400s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

手のひらのような穂を、空に向かっていっぱいに広げています。

雑草と呼ばれて嫌われていても健気 (けなげ) だこと。

調べてみると、メヒシバという草のようです。アキメヒシバではないかと判断しましたが、メヒシバの仲間はどれもよく似ていて、見慣れていない私には同定が難しいです。

関連リンク:
芝地の雑草の見分け方と防除 (4) -メヒシバの仲間- …… メヒシバ類の見分け方。
日々のスケッチ: すずめぴょこぴょこ …… メヒシバをつつくスズメの姿。



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秋ぽつりぽつり

2007年10月18日 19時00分17秒 | 草木をめでる
plant019.jpg: ハナミズキの赤い実
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/250s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

街道沿いに植えられていた木。柔らかい夕日を受けて葉っぱが少し黄色味を帯び、夏が過ぎていきます。赤い実が、過ぎ行く夏に秋の色を添えます。

flower07AK.jpg: 道端で咲くイヌサフラン
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/80s), +0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

道端に、やや紫がかったピンクの花が咲いていました。地面から低い茎が伸びて大きな花が咲くとは、不思議な姿。

道端に土があるから、植物が顔を出す。アスファルトに固められた都会の道路では見られない光景。

調べてみると、この花はイヌサフランのようです。

そういえば、この子も葉っぱを出さずに花を咲かせています。彼岸花も層でした。あ、ソメイヨシノもそうだっけ。葉と花が入れ違いになる植物は意外と多いようです。



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サトイモ畑でのたき火

2007年10月17日 18時55分47秒 | 草木をめでる
smoke000.jpg: サトイモ畑でのたき火
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/125s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

朝霧のように静かに立ち上る煙。羽衣のようにふわりと漂うけど、ツンと目に染みるから、たき火の煙。たき火はサトイモ畑の中。畑を覆うのはサトイモの葉。地面から長く伸びた茎の先に大きく広がる葉っぱ。傘のような葉っぱが屋根になって、かくれんぼができそう。そんなサトイモ畑でのたき火。夕日の中でのたき火。ときどき煙がお休みするたき火。黒い灰の山が、ふと思い出したかのように白い煙を吐く。煙がツンと目にしみるたき火も、そろそろおしまい。



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