みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

チャンスは常に周りを飛び交っている

2012年05月21日 23時17分44秒 | お仕事・学び
「努力すれば、いつか思いを実現できる」と考える人がいます。

「努力すれば運を呼び込める」と言う人もいます。

「努力しても思いがかなうとは限らない」と言う人もいます。

私の考えは違います。

努力をする → 思いがかなう

という原因・結果の論理ではありません。

この論理には重大な誤りが潜んでいます。暗黙のうちに「○○をすれば○○になる」という前提が置かれています。

「セロトニンを増やせば、うつ症状が改善される」
「肉じゃがを作れば、男性に喜ばれる」
「豪華なお供え物を用意して熱心に祈れば、神様に願いが通じる」

本当に「○○をすれば○○になる」のでしょうか。

努力の話に戻しましょう。

物事は、単純な因果関係で成立しているとは限りません。

かと言って、すべて時の運によるわけでもありません。

チャンスというものは世の中にたくさんあって、目には見えませんが、常に周りを飛び交っています。

捕まえようとすれば捕まえられます。

ただし、飛び交うチャンスを捕まえるには、捕まえるための準備をしておかなければなりません。準備が整っていないと、チャンスは、するりと指の間を抜けて飛び去ってしまいます。鹿を見つけて弓を射ようとしても、弓の弦 (つる) が切れていては矢を放てません。矢を放っても、腕が悪ければ鹿に当たりません。矢が鹿に当たっても、矢尻が鈍ければ鹿の体に刺さりません。

闇雲に走っても何も得られません。チャンスを捕まえるには何をするべきかよく考えて行動しなければ、空振りするだけで、失敗から学ぶこともできず、単なる徒労に終わります。

そのチャンスを捕まえるための準備が、毎日毎日の積み重ねです。

私は、自分が毎日積み重ねていることが努力だとは思っていませんが (自分の関心に従って、やるべきことをしているだけです)、それを努力と呼ぶならば、努力とは、綿密な考察のもとで狙いを定めて行う、狩りの準備だと言えます。

今日の野外学習 (ナガミヒナゲシ)

2012年05月19日 23時04分33秒 | 草木をめでる
トラックが行き交う川沿いの道で、オレンジ色の花を見つけました。

花びらは4枚。花の中では、大きな雌しべが多くの雄しべに取り囲まれています。こんもりと丸い雌しべの形がサボテンみたいです。

flower125C2.jpg: ナガミヒナゲシの葉と茎

草丈は膝ほど。茎には毛が生えています。ずいぶん毛深いこと。葉は、主脈を中心として葉身が左右交互に枝分かれする複雑な形をしています。茎も葉も、かなり黄緑色に近い薄い色です。

ナガミヒナゲシでした。先ほどの、柱頭 (雌しべの先端) が丸い子房 (種ができる部分) の上に直接乗っているのはケシ科の特徴なんだそうです。

花を一見してポピーだと思いましたが、ポピーもヒナゲシも同じだと知った次第。

今日の野外学習 (コメツブツメクサ続編)

2012年05月18日 22時45分31秒 | 草木をめでる
flower124M1.jpg: コメツブツメクサ

先日、公園で黄色いポンポンのような花を見つけました。

調べてみると、似た形の花が何種類もあります。コメツブツメクサ、クスダマツメクサ、コメツブウマゴヤシ、コウマゴヤシと、出てくる、出てくる。ツメクサとウマゴヤシをつぶさに比較した経験がないので、花の様子からは「おそらく」コメツブツメクサだろうとしか言えませんでした。

ツメクサとウマゴヤシは、花が終わった後の状態を見ると区別しやすいということで、花が終わるタイミングを見計らって群落を再訪してきました。

まだ花期が終わったわけではなく、色鮮やかに咲いている花がたくさんありました。その中に、茶色く枯れた花がありました。

flower124M3.jpg: コメツブツメクサ

枯れた花は、茎から垂れ下がっています。

ウマゴヤシは花びらが落ちるということなので、間違いなくツメクサの仲間です。ひとつの玉につく花の数から、コメツブツメクサで確定。

参考:
野草雑記 クスダマツメクサ, コメツブツメクサ, コメツブウマゴヤシ

情熱のバネ

2012年05月17日 23時01分30秒 | お仕事・学び
前回のレッスンで扱われた課題を復習し、自分なりに掘り下げました。

その掘り下げの中で出てきた疑問点を、レッスンの後に先生に聞いてみました。前回のレッスンではこのようにしましたが、これでは伝わりにくいので、このようにしてみるのはどうでしょうか、と。

先生は、いきなりお手本を見せてくれました。

圧倒的な力。体の中に太く強いバネを持っています。そのバネに燃えさかる情熱を閉じ込めていっぱいに圧縮し、ためた力をじわじわと解き放つようです。

深みがあります。一瞬で周囲をすべて自分の世界に塗り変えてしまう説得力があります。

奥行きがあります。すべてのものを包容して、飛びかかってくるトラさえ手なずけてしまいそうです。

大胆な表現でした。

対して、私はおっかなびっくりの状態。精一杯やっているつもりですが、足元どころか小指の先にも及びません。先生が見せてくれた視点は、伝わりにくいから ああしてみた、こうしてみた、というのとは違いました。そうです。確かにそうなんです。でも、どうやったら「それ」を出せるようになるのか。

先生のレベルに達するには、どれだけ修行を積めばいいのでしょうか。

果てしない道ですが、手に入れたいです。いつか手に入れたい、なんて のん気な話ではなく、限られた時間の中で、何とかしてこの手中に収めなければ。