hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

年金賦課方式、積立方式?

2011-11-10 09:46:28 | 日記
 過去にも、年金については幾度も、無理と矛盾について記して来ましたが、再度、この二つについて現在、朝日テレビでの説明の中の間違いとして、記しておきます。
 その前に、運用の問題点を取り上げます。 元々年金の基本は、積立であり、賦課方式は邪道です。 運用の最大の問題点は、その仕方と社会システムです。 現在で言えば、ゼロ金利政策です。 この景気対策は如何にも、庶民の負担を軽減させる為のように言っていますが、本音は預かった資金の利息を払わず、自分たちの作った借金の利子を払いたくないからです。
 その為に何が起きたかといえば、利息収入が減って、消費が減り不景気に拍車をかけたということです。 では積立方式の方法について説明します。テレビで説明しているようなマヤカシは駄目です。もっと簡単で解り易い数字で説明できます。運用については、人にさせては駄目です。 元金の減ることのない積立をコンピュウターにさせます。

 経済成長を2~3%とし、金利も世界の平均的な3%程で示します。
 現在のように労使で半額を積み立てたとして、40年間積むと積立残高は総額の1.5倍以上になります。 この金額を平均余命の20年間で受け取るとすれば、40×1.5=60を20で割りますから3倍です、つまり納めた保険料の3倍を年金として受け取る事が出来ます。 つまり、労使で月5万円、年間60万円納めていれば180万円の年金が受け取れます。

 この計算で年金が考えられ、昭和23年までは積立方式だったのです。 朝日テレビの言う積立方式は、過去の繰り返しをするに過ぎません。 この積立の難しさは、個人では長期に渡る管理、運用が難しく、結局、それをお上がやって上げるというものだったのです。 ただ、お上も個人も同じでした。 大きなお金を見るとコントロールできなくなるのが人間です。
 
 この管理を機械的に、コンピューターにさせるのです。 元金の減らない、預金、債券に限って自動的に積立るのです。全てを機械でさせてしまえば、経費も極、少なくすみます。 この年金資金で生計を立てようと考える人間が要らなくなれば、現在の精々、2~3%の経費で済みます。 その金額なら、運用の誤差の範囲ですから、計算上問題になりません。

 純然と積立方式であったなら、積立金は500兆円になっていたはずです。 約110兆円になったと言われる積立金! この差額は誰かが食ってしまったものです。 消費税にするにしても、保険税にするにしても、その管理はコンピューターにさせてしまうのです。 徴収も最大限、自動的に徴収出来る仕組みに変えていくのです。 数字上は、絶対に可能です。
 
 皆さん、もう少し賢くなりましょう! 数字のマジックやカラクリは簡単に見抜けます! 自分の為ですよ!!