大阪と愛知の違い！

　大阪に比べて、愛知県には二つの強い旧態組織が存在します。　農協と連合という組織です。　地域性の問題です！　
　大阪は全体的に都市的な傾向が強い地域ですから、新しく変わろうとする時の弊害が少ないのです。　愛知県での知事選、名古屋市長選でも、最終的に古い体質の知事が誕生してしまいました。
　
　ここが大きな違いです。　大阪の場合は、市も府も橋下氏の側が勝利出来ました。　その上、多数の取れてない市議会の首長に橋下氏が着くことが出来ました。　愛知県の現状とは大きく違うのです。　それだけ期待か出来そうですが、問題は、国政をどこまで動かせるかにかかっています。

　それには、先ず大阪の体制を、一歩も譲らず組み替えられるかが需要です。　大阪の体制が完全に固まれば、国も態度を考え直すしかなくなります。　しかし、不完全な状況では、口先だけの対応で終わってしまうからです。

　なにはともあれ、橋下氏の頑張りが必要です。　治安の部分も含めて大変でしょうが、国民も自分たちの為です。　
　
　大いに応援して欲しいのですが、果たして理解が出来るでしょうか？　その点が不安ですね！！

国政は橋本氏についていけるか？

　旧態依然の国政が過去から脱却し新しい道が開けるかと聞かれれば、極めて難しいと言わざるを得ません。　一旦は、擦り寄る振りをして、政財界共に橋下氏を利用しようと試みるのは容易に推測出来ます。

　大阪を変えることは、ある程度可能でしょう！　しかし、本質的に違う体質の水と油です。　まず歯車が噛み合うとは思えません。　少なくとも、政財界が橋下しの下に着く形で満足するとは思えないからです。　形はどうあれ、彼らに橋下氏の方針に従ってメリットが無いからでもあります。

　橋下氏の考えは、あくまでも庶民の為の改革です。　強欲な政財界の本音を暴いて、民衆の地位を向上させようとする試みです。　お上が、保身の為に築き上げた牙城を取り壊そうとしているのです。　
　この考え方に、本心から賛同するような人物は、政財界には、ほとんど居ません。

　この大阪から、日本全体を変えて行くには、国民全体の応援が必要です。　日本人が本当に賢明な民族であるかどうかを証明出来る機会です。　ところが、大変難しいというのが、現段階の予測です。　つまり、そこまで賢明には成り切れないという印象が強いからです。

　時間も、努力も必要です。　ここを乗り切らないと、日本は世界から信頼される国家とは言えません。

　上だ、下だでは無いんです！　下らない拘りを捨て、正しい選択をして、正しい行動が取れるかどうかの分岐点です！

　橋下氏の言うように、独裁に近い指導者が必要です。　年齢も地位も関係ありません。　本当に国を思い、国民を思う指導者です。　こんな日本ですから、橋下氏も大変危険な状況に入ります。　
　万全の保安を期して、頑張って欲しいと願っています！！！