戦後の日本社会はGDPを代表に経済ばかりを重視して来たが為に実は、見た目だけを膨らませて来た幻想の社会だったのではないでしょうか?
確かに派手なイベントや催しで盛り上がってはいたでしょうが、詰まるところ一旦、このような状態に成ると全てが泡と成って消えてしまうバブル状態だったのでしょう!
日本中に溢れていた、このお祭り騒ぎが虚しい経済の支えであったのです。
この体質は日本経済の中だけでなく、日本の社会システムも経済構造の中でも幾重にも重なって構築されて来ました。
物、人、金の流れも大きく重なって日本の経済を支えて来たのです。
結果、この社会や経済の体質は極めて脆いものでした。
金の流れ以外は最大に縮小されてしまった現在、世界の首脳達は金の流れだけに頼るしか打つ手が無く成ったのでしょう!
しかし、金だけが流れても人と物の流れが止まってしまっては、どうにも成らないのが経済です。
即ち、世界の経済が本末転倒状態のままに、膨張して来たのです。
そして世界の首脳達は何よりも、この金融政策に頼って経済を構築して来たのです!
まさか、このようなコロナ・ウィルスが人と物の動きを止めてしまうなんて考えても見なかったのでしょう!
この騒動が収まるのに2年掛かったとして再び、昨年までの動きを取り戻すのに何年掛かるのでしょうか?
国によっては5年、10年を要する国も有るでしょう!
果たして日本は経済を立て直すのに何年、必要なのか?今のところ見通しさえ立たない状態ではないでしょうか?