その代表的な仕組みが宝くじやカジノ、ギャンブルです。
日本の宝くじで言えば、懸賞金として購入者に還元される率は約48%です。それに加えて経費が8%ほどですから残りの44%が主催者側に入る仕組みです。
主催者は確か、公益法人宝くじ協会ですが建前は、収益は公益に役立つように活用されることになっています。
ところが、その収益の多くは特別会計の中で主催者達の関連団体を通じて、宝くじ協会の関係企業や特殊法人を迂回して多額の搾取がされています。
特別会計の中ですから詳細が明らかにされることはありません。だから一般会計と違って特別会計の予算額は最低、一般会計の2倍の見積になります。
奴等は完全に国民を欺いて、不当な利益を得ているのです。この傾向は、公営ギャンブルの中も同じです。
今では民間の大企業の会計報告や申告決算の中でも悪用されるようになっています。日産のゴーン会長の悪巧みは正に、この不透明な仕組みを利用したものです。
政治の世界も法律の世界も今では、医療の世界さえ、国民や患者を欺いています。市場を通じて、適正な価格を維持すると言いながら薬価などは巧みに価格を操作しているのです。
社会全体に、この欺きの構造が拡がっています。フランスのように、政府が大企業と共謀して巧みに搾取する仕組みです。
皆さんは未だ、気付いていないでしょうが、現代社会の腐敗は際立っているのです。それも、その不当な利益に肖る人間が増えている為に、この現状を受け入れることを善しとしてしまっています。
既に、民主主義の劣化が始まり、崩壊の入り口に足を踏み入れていることに気付かないだけなのです。
巧みに言葉で人心を操り、国民、市民を欺く欺瞞に満ちた現代社会です!