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5月26日、小田原市のホテルで、良く晴れた朝を迎えた。
今日は、東京湾アクアラインから千葉県南房総市白浜町までの行程である。
昨夜、買い求めておいた朝食を済ませ、9時頃にホテルを出発する。
先ずは、国道1号線西湘バイパスから茅ヶ崎・江ノ島に向かう。
江ノ島海岸の駐車場は複数有ったが、バイクが停められる駐車場は限定されていて迷った。
茅ヶ崎・江ノ島は過去に来た事はあるが、風景等に記憶がない。
30分程、風景を楽しんだ後、次の城ヶ島が望める三浦市まで移動する。
私は、お天気の”せい”だけでないと思うが「城ヶ島の雨」の風景とはならなかったのが、少し残念であった。
近代日本への歩み始めるキッカケとなった歴史の街・浦賀では、観音崎を訪れた。
ボランティアの観光ガイドが三人居て、丁寧に砲台等の説明をしていた。
私は「対岸は房総半島ですか?」とお尋ねした。
「そうです。 房総へは最短の佐原(神奈川県側)から富津(千葉県側)へフェリーが出ています。丁度、いま見えるあれがフェリーです。」と教えて頂いた。
横浜市を縦断し「東京湾アクアライン」へのインターチェンジに向った。
ガソリンゲージの目盛の少なくなっていた。
海ほたるまで行けばガソリンスタンドはあるだろうと判断し、インター近くと思える場所まで行ったところで「やはり、入れとこう!」と考え直し、燃料を補給した。
そして、インターへの道順を教わった。
簡単に行けると思わせる説明であった。
地理不案内な私と、熟知する説明者とのギャップで、私にとっては、永い道のりで不安感が増幅していた。
やっと、道路標識を見つけて、インターに到着出来た。
これから、念願だった「東京湾アクアライン」を走行するのである。
少し、興奮気味である。
永いトンネルを出て、視界が広がった。
「海ほたる」に到着した。
海ほたるは、東京湾の真中に人工で造られた”島”(サービスエリア)である。
指示された場所にバイクを止めて、暫く散策する。
ガソリンスタンドは無かった。 良かった!!
時間も17時頃となっていたので、本日の最終目的地である房総半島の先端・野島崎の宿屋に向うことにした。
房総半島からの夕日は如何なものかと期待し、館山自動車道を全線利用し、野島崎へと向った。
夕日には間に合ったが期待した洋上に沈むことはなくて、少しガッカリした。
野島崎灯台付近を散策し、地元の人(御婦人)に「スーパーマーケットはありませんか?」と尋ねると親切に教えて頂き、夕食と、少しの嗜好品を買い求め、ホテルに向った。
電話でも問合せたが「四階建の建物で直ぐに判る」という説明だけで、表示もなく探すも見当たらない。
その後も何度か電話で問合せ、そして、何度か往復して、やっとたどり着くことができた。
看板や表示がないのである。
チェックインし、館内の説明を受けたが、20時以降は出入り自由との事で、管理人は不在になるという。
部屋と玄関の鍵の二つ渡された。
風呂・便所は共同である。
風呂はシャワーで済ませ、早々に夕食を!と思い、お湯割り用のお湯が欲しいと思ったが湯沸し器が無い。
持参したコンロをバイクから取り出し、夕食の準備を済ませた。
TVも無いことから、早く寝るしかない。
極めて健康的と思うことにした。
今日の絵日記の絵(写真)は、処変われば・・ではないが、サーフ・ボードが運べる自転車と、野島崎のフォト・スポットで寛ぐ二人ずれの風景としました。