誕生祝いにもらった「海援隊コンサート」チケット
会場は800人程を収容出来るホール(町民文化会館)である。
開演前に入場し、指定された”席”に着席した。
お隣さんは男性で、隣合せの好で「お願いします」と敬意を示し、一礼した。
無言で組んでいた足を解いた。
その後、右側に女性の二人組みが着席した。
二人で三個の団扇を持っていた。
よくよく見ると「海・援・隊」の文字が書かれている。
舞台装飾は極めてシンプルで、三人を象徴する様に天井から床まで三本の布が垂らされていた。
開演となって、拍手のなか三人が登場した。
ライティングの演出もない。
武田鉄也のトークから始まった。
話に引き込まれ、涙が出て来た。
「ヤバ! 暗くならないかなぁ!」
コンサートと云う事で服装は”其れなりの格好”で臨んでいた。
長袖がハンカチ代わりと成っていた。
休憩無しの二時間もあっと言う間の出来事であった。
ただ、音響設備に苦言を呈したい。
言葉が、ハッキリと聞き取れないのである。
残響時間が長いのではないかと感じさせられた。
トークの時には感じられないが歌詞は不明朗であった。
終演を向えて、何故にこれ程まで、涙がでるのだろう?と思った。
何も悲しくて涙が出るのではない。
面白・可笑しく聴かせる話を聞いて、何故か涙腺が刺激されるのである。
加齢によるものだろうか、涙もろくなったものである。
海援隊が演奏する「想えば遠くへ来たもんだ」になぞらえて今日の日記の表題とした。