北海道ツーリングも9日目・9月10日の朝を、知床野営場で迎える。
夜半より、雨が降り続いている。
気分も落ち込む。
雨なら、止むまで! 退去時刻の11時まで様子をみよう! と、開き直っていた。
朝食を済ませた8時頃だった。
手持ちの携帯電話に”iメニュー・天気予報”が有る事を思い出した。
久し振りに”iメニュー”を起動した。
そして、物語が出来る。
何と!網走・根室は「晴れマーク」ではないか・・!
雨は小降りになったとはいえ、降り続いている。
撤収を決断する。
テントの中で、寝袋や衣類等、雨に濡れては困るモノを纏め収納する。
雨具を着用し、寝袋はリアーバックに収め、テントは丸めてサイドバックに収めた。
9時頃には、出立準備が整い「知床五胡」に向かう。
「知床自然センター」の駐車場に到着した頃には、雨は止んでいた。
知床自然センターに入館し、知床五湖周遊の申請を申し出た。
「此処ではない。もう少し先の、知床フィールドハウス」に行ってくれ!との事で、道道93号線で知床岬方向に走行する。
道道93号線から拡がる風景は、北海道の広々しさからは一変する。
やがて駐車場に到り、200円を支払う。
集金の女性が「スミマセンねぇ!」と、誰ともなしに発している言葉ではあるだろうが「決め事だから仕方ないね!」と返した。
指定されるバイク用の駐車スペースに駐車する。
知床五胡の周遊方法として、三つのコースが組まれていた。
⓵一湖(1番目だけ)を、高架の木道で訪れ折り返す、往復1.6Kmのコース(無料)
⓶一湖を廻る、小ループ1.6Kmのコース(有料)
⓷五湖全てを廻る、大ループ3Kmのコース(講習の受講・有料)
私は「大ループ」の周遊を申請した。
200円を支払い、研修を受ける。
研修は30分程で、ビディオでの研修(説明)であった。
研修内容の大部分は「熊」に関する注意事項であった。
確かに、怖さは身に付いた。
「熊の住処に立ち入らせてもらう!」と、言う謙虚さを教えられた。 そして、納得した。
「立入認定書」が交付され、知床五胡を廻る準備が整った。
靴やズボンをブラシで払って、出発する。 注:外来種の持ち込みを予防する手段
熊への恐怖心は教えられ、身に付いた。
「宜しくお願いします。ご一緒させて下さい」と申し出ると「ご一緒しましょう!」
夫婦と思われる二組と、私の五人・・研修を受講したメンバーである。
五人が、一団となって行動する事に成った。
5⇒4⇒3⇒2⇒1湖と、廻って行く。
静けさの中に、湖面に映る「羅臼岳」をピークとする「知床五山(連山)」が神秘的に思えた。
風もなく、鏡の様な湖面に映る”絵”は、山岳そのものであった。
初めてにして、よくぞ・そこまでの”景色”を見せてくれた!と、心から思った・・・目に映るモノに感謝した。
知床五胡の周遊を終え、知床横断道路・知床峠で、羅臼岳を仰ぎ見、振り返ればオホーツク海、進めば羅臼・根室海峡・・・
三度目ではあるが”何度来ても新鮮!”である。
羅臼に到り「道の駅 羅臼」で、二階の食堂から今もって返還されない「国後」を望みながら昼食を頂く。
国道335号線は、標津町に至り、中標津町方向に向かう国道272号線と、244号線に分岐する。
国道244号線を走行し、程なくして「野付半島」の標識に従い、左折する。
左は、根室海峡(野付水道)右は、野付湾・・道路の両サイドは砂浜と云う、細長く伸びる道路を先端に向かって走行する。
途中に「ナラワラ」の風景が観られ、野鳥や水鳥の姿も観られた。
注:「ナラワラ」とは、立木が海水に侵されて、立ち枯れ(白骨林)した集合体を云うらしい。
「野付ネイチャーセンター」に到着する。
此処が行き止まり!と思っていたが、バイク集団がいて、此れより先に向かうと言う。
それならば・私も!
「此れより先、進入禁止」舗装道が切れ、左側に駐車スペースがある規制点まで至った。
可愛らしい?白亜の灯台を観て、折り返す。
前回・訪問したした時には、観る事が無かった風景を、今回は観る事が出来た。
国道224号線まで戻って「別海北方展望」で、北方領土への望郷の念を表現する「叫びの像」を見る。
そして、今夜の”宿”を探す事にした。
先日、温浴施設(手稲ほのか)で検索し、リストアップした根室・釧路の「ホテル」に電話を掛ける。
ガイドブックで、根室に「JAZZ喫茶店」の有る事を知った。
”根室泊にしよう!”と思ったのである。
此処で、物語ができる。
「今日!宿泊できますか・・?」「ご準備出来ます!」 ホッとするが「利用料金を説明します・・」と、前置きされる。
私の腹積もりは、4~5000円。
しかし、提示された金額は、素泊り9800円・朝食付きで一万数千円と提示された。
「考えます!」と、返事はしたものの、利用する気持ちはなかった。
やはり、観光シーズンなのだ!と思い知らされる。
近隣でのキャンプ場は? と、探すと10Km程・内陸部に入った別海町にあった。
根室泊も、JAZZ喫茶も諦めた!
時刻も、17時に成ろうとしている。
急ぎ「別海町ふれあいキャンプ場」に向かう。
キャンプ場に着いて、管理人(指定管理者)から、利用方法の提案があった。
バイクサイトは、私のバイクでは離合が出来ないことから、オートサイトになるという。
そして、駐車場近くに設営してはどうか!?と、云うモノであった。
私に、異論はない。
利用料金500円を支払って、手続きを終える。
テントを、バイクと数歩の処に設営を整え、食材を求めコンビニに行く。
ランドリーの設備も完備されており、下着を洗濯し今日9月10日の一日を終えた。
今日も、知床五胡・野付半島と、見どころ一杯の一日でした。
今日の走行距離は、212Km 知床五胡で、十分な時間を要しての走行距離である・・・!?
今日の絵日記の絵(写真)は、6枚で、写真・左より、写真1~写真6とする。
写真1・2:知床五胡に到る道道93号線で”当たり前の様に!”観られた光景。 彼らの世界に、私は居る事を実感する。
写真3:知床五胡の三湖に映る”知床五山(連山)” 逆さにしても判別出来ないでしょう・・?
写真4:知床五胡の内、一湖を周遊する高床式木道
電気的衝撃を与える装置が設置されており「熊」の住処での対策(人間の欲望?)が見て取れた。
写真5:知床横断道(国道354号線)の知床峠と羅臼岳 三度目ではあるが、何時も新鮮である。
写真6:野付半島の通行制限地と野付灯台
夜半より、雨が降り続いている。
気分も落ち込む。
雨なら、止むまで! 退去時刻の11時まで様子をみよう! と、開き直っていた。
朝食を済ませた8時頃だった。
手持ちの携帯電話に”iメニュー・天気予報”が有る事を思い出した。
久し振りに”iメニュー”を起動した。
そして、物語が出来る。
何と!網走・根室は「晴れマーク」ではないか・・!
雨は小降りになったとはいえ、降り続いている。
撤収を決断する。
テントの中で、寝袋や衣類等、雨に濡れては困るモノを纏め収納する。
雨具を着用し、寝袋はリアーバックに収め、テントは丸めてサイドバックに収めた。
9時頃には、出立準備が整い「知床五胡」に向かう。
「知床自然センター」の駐車場に到着した頃には、雨は止んでいた。
知床自然センターに入館し、知床五湖周遊の申請を申し出た。
「此処ではない。もう少し先の、知床フィールドハウス」に行ってくれ!との事で、道道93号線で知床岬方向に走行する。
道道93号線から拡がる風景は、北海道の広々しさからは一変する。
やがて駐車場に到り、200円を支払う。
集金の女性が「スミマセンねぇ!」と、誰ともなしに発している言葉ではあるだろうが「決め事だから仕方ないね!」と返した。
指定されるバイク用の駐車スペースに駐車する。
知床五胡の周遊方法として、三つのコースが組まれていた。
⓵一湖(1番目だけ)を、高架の木道で訪れ折り返す、往復1.6Kmのコース(無料)
⓶一湖を廻る、小ループ1.6Kmのコース(有料)
⓷五湖全てを廻る、大ループ3Kmのコース(講習の受講・有料)
私は「大ループ」の周遊を申請した。
200円を支払い、研修を受ける。
研修は30分程で、ビディオでの研修(説明)であった。
研修内容の大部分は「熊」に関する注意事項であった。
確かに、怖さは身に付いた。
「熊の住処に立ち入らせてもらう!」と、言う謙虚さを教えられた。 そして、納得した。
「立入認定書」が交付され、知床五胡を廻る準備が整った。
靴やズボンをブラシで払って、出発する。 注:外来種の持ち込みを予防する手段
熊への恐怖心は教えられ、身に付いた。
「宜しくお願いします。ご一緒させて下さい」と申し出ると「ご一緒しましょう!」
夫婦と思われる二組と、私の五人・・研修を受講したメンバーである。
五人が、一団となって行動する事に成った。
5⇒4⇒3⇒2⇒1湖と、廻って行く。
静けさの中に、湖面に映る「羅臼岳」をピークとする「知床五山(連山)」が神秘的に思えた。
風もなく、鏡の様な湖面に映る”絵”は、山岳そのものであった。
初めてにして、よくぞ・そこまでの”景色”を見せてくれた!と、心から思った・・・目に映るモノに感謝した。
知床五胡の周遊を終え、知床横断道路・知床峠で、羅臼岳を仰ぎ見、振り返ればオホーツク海、進めば羅臼・根室海峡・・・
三度目ではあるが”何度来ても新鮮!”である。
羅臼に到り「道の駅 羅臼」で、二階の食堂から今もって返還されない「国後」を望みながら昼食を頂く。
国道335号線は、標津町に至り、中標津町方向に向かう国道272号線と、244号線に分岐する。
国道244号線を走行し、程なくして「野付半島」の標識に従い、左折する。
左は、根室海峡(野付水道)右は、野付湾・・道路の両サイドは砂浜と云う、細長く伸びる道路を先端に向かって走行する。
途中に「ナラワラ」の風景が観られ、野鳥や水鳥の姿も観られた。
注:「ナラワラ」とは、立木が海水に侵されて、立ち枯れ(白骨林)した集合体を云うらしい。
「野付ネイチャーセンター」に到着する。
此処が行き止まり!と思っていたが、バイク集団がいて、此れより先に向かうと言う。
それならば・私も!
「此れより先、進入禁止」舗装道が切れ、左側に駐車スペースがある規制点まで至った。
可愛らしい?白亜の灯台を観て、折り返す。
前回・訪問したした時には、観る事が無かった風景を、今回は観る事が出来た。
国道224号線まで戻って「別海北方展望」で、北方領土への望郷の念を表現する「叫びの像」を見る。
そして、今夜の”宿”を探す事にした。
先日、温浴施設(手稲ほのか)で検索し、リストアップした根室・釧路の「ホテル」に電話を掛ける。
ガイドブックで、根室に「JAZZ喫茶店」の有る事を知った。
”根室泊にしよう!”と思ったのである。
此処で、物語ができる。
「今日!宿泊できますか・・?」「ご準備出来ます!」 ホッとするが「利用料金を説明します・・」と、前置きされる。
私の腹積もりは、4~5000円。
しかし、提示された金額は、素泊り9800円・朝食付きで一万数千円と提示された。
「考えます!」と、返事はしたものの、利用する気持ちはなかった。
やはり、観光シーズンなのだ!と思い知らされる。
近隣でのキャンプ場は? と、探すと10Km程・内陸部に入った別海町にあった。
根室泊も、JAZZ喫茶も諦めた!
時刻も、17時に成ろうとしている。
急ぎ「別海町ふれあいキャンプ場」に向かう。
キャンプ場に着いて、管理人(指定管理者)から、利用方法の提案があった。
バイクサイトは、私のバイクでは離合が出来ないことから、オートサイトになるという。
そして、駐車場近くに設営してはどうか!?と、云うモノであった。
私に、異論はない。
利用料金500円を支払って、手続きを終える。
テントを、バイクと数歩の処に設営を整え、食材を求めコンビニに行く。
ランドリーの設備も完備されており、下着を洗濯し今日9月10日の一日を終えた。
今日も、知床五胡・野付半島と、見どころ一杯の一日でした。
今日の走行距離は、212Km 知床五胡で、十分な時間を要しての走行距離である・・・!?
今日の絵日記の絵(写真)は、6枚で、写真・左より、写真1~写真6とする。
写真1・2:知床五胡に到る道道93号線で”当たり前の様に!”観られた光景。 彼らの世界に、私は居る事を実感する。
写真3:知床五胡の三湖に映る”知床五山(連山)” 逆さにしても判別出来ないでしょう・・?
写真4:知床五胡の内、一湖を周遊する高床式木道
電気的衝撃を与える装置が設置されており「熊」の住処での対策(人間の欲望?)が見て取れた。
写真5:知床横断道(国道354号線)の知床峠と羅臼岳 三度目ではあるが、何時も新鮮である。
写真6:野付半島の通行制限地と野付灯台