ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

北海道7日目 別海から厚岸へ

2017年09月25日 | 旅行記
 北海道ツーリングも10日目・9月11日の朝を、別海町ふれあいキャンプ場で迎える。
 疲労感の積み重ねを解消する様な安定した睡眠が、得られた様に思う。
 何時もの様にパンと牛乳・ヨーグルトで朝食を済ませ、9時過ぎに、管理人に挨拶をして出立する。
 国道243号線から国道44号線で「根室」に向かう。
 途中「道の駅 スワン44ねむろ」に立ち寄る。
 根室から道道35号線に入って、納沙布岬に向かう。
 途中に「北方原生花園」があって、立ち寄る。
 原生花園に立ち入るにあたって、柵と門扉が有って「馬を放牧している。扉は閉めるように・・!」との注意書きがあった。
 放牧馬を身近に観て、納沙布岬に向かう。
 納沙布岬からは、戦後70年以上を経て、なお返還されない「歯舞群島」を眺望する。
 北海道に来て、日本海・オホーツク海、と廻って、此れからは、太平洋岸を走行する事に成る。
 道道35号線で、根室に到る。
 根室駅で、昼食を摂る。
 そして、今日のキャンプ地を何処にするか?・・
 正直!名前に興味を抱かせた。
 今日のキャンプ地は「筑紫恋キャンプ場で・・・!」と、目標を決める。
 蛇足:「筑紫恋キャンプ場」は、厚岸町筑紫恋(ちくしこい)と云う地区に或るキャンプ場
 根室線の終焉をカメラに収めたく、駅構内へ・・
 意地悪な表示?があった「ホームは開放致しておりません」だって・・・!
 待合室の窓ガラス越しに、線路の「エンド」を撮影する。
 根室から根室本線に沿って、道道142号線を南下する。
 蛇足:根室から釧路に到る、道道142号・国道44号・道道123号線は、人家も無い320kmの海岸線を走る道路*を構成する。
 *「北太平洋シーサイドライン」である。
 JR落石駅に立ち寄り、落石灯台に向かう。
 落石灯台へのアクセス道は、未舗装ではあったが”昔のみち”と云うか、石と土で固められた旧来の未舗装道?であった。
 不安を抱く事も無く、終着点に到着出来た。
 其処からは徒歩・移動となる。
 途中に「落石無線送信所跡」との標識と、建屋(現在は個人所有とのこと)が、あった。
 何をする施設であったのか、気には成った。
 しかし、調べる術がない。 帰って調べようと、灯台に向かった。
 30分程の道程を経て、灯台に到着出来た。
 灯台に到る区域は”サカイツツジ(天然記念物)”の群生地(湿原)との事で、木道が整備されていた。
 落石灯台を周遊し、道道142号線で「霧多布岬」に向う。
 岬から居住地を見るにつけ、自然の驚異と闘う人間の逞しさを、感じるのは私だけだろうか・・?
 「人間って!人って!凄いなぁ!」と思うのである。
 霧多布岬から、道道123号線で霧多布湿原を走行し「琵琶瀬展望台」に到る。
 「霧多布岬」や「琵琶瀬展望台」は、二度目となる処である。
 此処「琵琶瀬展望台」では、霧多布湿原・太平洋と、360度のパノラマを楽しむことが出来る。
 やがて、厚岸湾と厚岸湖に挟まれた地に或る「筑紫恋キャンプ場」には、16時頃に到着する。
 此処・筑紫恋地区は、厚岸湾と厚岸湖に突き出た”岬”の地に位置する地域である。
 水路をフェリーで往来していたが、1947年に「厚岸大橋」が開通したことから、フェリーは廃止になった歴史がある。
 そして、筑紫恋キャンプ場でテントの設営中に、物語が起きる。
 キャンプの手続きを終え、野営の適地を探す。
 広大なキャンプ場を独り占めである。
 何処にでもテントの設営は、思いのままである。
 天気も下り坂で、風の発生を予測し、管理棟が”風除け”と成る場所を選んで、テントの設営に取り掛かった。
 三本あるFRP製のポールのうち、一本が破損し、支えに成らない。
 持ち合わせのビニル・テープで、補強・補修するが支えの”強度”と成らない。
 テントの設営が出来なければ、選択肢はない。
 2000円程の追加料金を支払って「バンガロー」利用に変更する。
 それにしても、バンガローが有った事が幸運であった。
 安定した板張りの部屋で休める事に成った。
 心地よい睡眠が得られる様に!と、携行して来た使い慣れた「エアーマット」・・・
 バイクのバッテリーを電源とするエアーポンプで加圧するが、膨らみが足りないと感じていた。
 そこで、ホームセンターで、手押し式の簡易なエアーポンプを購入していた。
 電動ポンプと手動ポンプで、エアーマットの膨らみを適度の空気圧にする。
 「今夜は安らかに眠れる・・!」と、思ったが、甘かった。
 昨夜は、寒かったことから暖かな下着を買おう!と、管理人に教えられたショップに行く。
 「暖かシャツ・裏起毛」の表示を信じて、高価(私には・・)とは思ったが、寒さには勝てない!と、投資する。
 食料品も買って、キャンプ場に戻る。
 エアーマットが変である。 エアー漏れで萎んでいる。
 そして、エアー漏れする”音”も確認した。 
 テントも・マットも駄目になった。
 「帰ろう‥!」と云う気持ちが、芽生えた。
 しかし、道半ば!でもある。
 「帰ろう!」「いや!続けよう・・」と云う気持ちの葛藤は続く・・・!
 結論が出せないまま、眠りに就いた。
 今日の走行距離は257Kmであった。
 眠りに入って、夜半に用足しで目覚めた。
 ドアを開けると、数匹の”鹿”居るではないか・・・
 写真を撮る為、フラッシュを焚くが平然としている。
 鹿にとっては、私が”よそ者”のでしょう・・!? 
 今日の絵日記の絵(写真)は6枚で、写真・左より、写真1~写真6とする。
 
 写真1:納沙布岬灯台
 写真2:北方原生花園 この写真には写っていないが”馬”は確かに居た。
 写真3:落石灯台に到る湿原に設置された木道と、その先に或る「落石灯台」
 写真4:霧多布岬
 写真5:霧多布湿原
 写真6:キャンプ場に現れた”此の地の住人の鹿”
     平然と行動する鹿を観て「お邪魔させて頂いております!」と、言う気分になった。
     暗闇での撮影に「(私のカメラの)オートフォーカス機能」は、百害とは言わないが、一利も無かった。
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