ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

小さな物語

2018年06月06日 | 日記
 今日、近くのバイク(修理)店から、電話があった。
 「出来たから(代わりに)持って帰ったよ!」と云う内容である。
 ”出来たモノ”とは、作成を依頼していた、空中線(無線通信用アンテナ)を上下させるための工作物である。
 時代(時間)を、少し遡る。
 「アマチュア無線用の無線塔(空中線塔)」を所有する事が、永年の夢であった。
 家を建てた時、知人に、コンクリート柱の建柱をお願いした。
 知人に要望したしたことは「一番高い柱を!」であった。
 そして、知人から「共架柱の撤去品が出た!」と云う連絡があって、建柱してもらっていた。
  注:共架柱とは、電力線と電話線が共存する電柱で、強度的に優れている様である。
 地上高・約17mのコンクリート柱が、我家の庭に建った。
 アンテナの回転半径から、庭の端に建てる!と、云う分けにはいけない。
 ”柱”が建って、建柱の意味を知らない御近所さんから「庭の中に(電柱が建って)大変ねぇ!」と、同情された。
 家を建てると「単身赴任になる!」とは、当時・真しやかに語られていた。
 私も、その的にハマった。
 単身赴任から解放されるまで、10年程の時間を要した。
 そして”その夢(無線塔の建設)”を実現させるために、行動を起こしたのが、3年程前からである。
 無線機は、古機(40数年前)の性能試験を専門店(アマチュア無線店)にお願いした。
 結果は「実用に支障はない!」との判定から、アンテナを注文した。
 アンテナを回転させる機器は、これも・古品ではあるが所有し、動作も円滑であった。
 コンクリート柱の「足場釘」も(前記の)知人を通じ、入手できた。
 安全帯は、ツリーハウス造りでも活用している。
 機材類は揃った。
 しかし、考えた!「歳をとって、高所作業(アンテナの点検・補修)が出来るだろうか!?」
 製品としてあった「クランプアップ・タワー」という考えが過った。
 そして、設計図(エクセルで作成)を作成した。
 海岸近くで有ることから「ステンレス(製)で・・・!」
 ステンレス加工が出来る鉄工所をを探した。
 徒歩で5分程の処に、その鉄工所が有ることが分かった。
 交渉に向かったが「誰かの紹介? 一元さんは受注していない!」という。
 近くにある(前記の)バイク修理店を頼った。
 「溶接が出来る」事を聞いていたのである。
 しかし、溶接の規模や資材から、Y鉄工所を紹介された。
 そして、今日に至るのである。
 モノ(コンクリート柱に沿わせ、アンテナを上下させるエレベーター装置)は出来た。
 後は、高所作業を伴う施工(コンクリート柱に取付ける)を如何にするか!?である。
コメント