今日の絵日記の絵(写真)は、私を脅かせた”配線コード”である。
数年前に、頼まれて「夜釣り用集魚灯」を作成した。
12Vの蓄電池(バッテリー)と、LEDの投光器を、組み合わせたものである。
取っ手(クリップ)を含む、収容ケースは、木工で施した。
集魚灯と云う事で、50cm程のアルミパイプで、光源を高くしたり、アルミパイプを差し込むと「SW]が働く様な工夫をした。
加えて、もう一手間として”釣行”で便利な様に、本体(バッテリー・ケース)と、長尺の投光器の光源は、取り外し可能とした。
此の事は、過去の日記にしている。
経年を経て「直して!」と、修理依頼があった。
投光器につながるコードが”美しい位に”切断されている。
依頼主に「何で!こうなった?」と、問合わせている。
原因は別として、修理はしなければならない。
修理(分解)を想定する仕組みの”商品(製品)”では無い様だ!
しかし、製品として出来上がっているモノである。
組立ての逆を辿れば良い!と、チャレンジした。
分解に至る過程は別にして、半田付けされた箇所まで辿り着いた。
後は、半田ごてを働かせて、半田付けするだけである。
電源コードを、ラジオ・ペンチと、ニッパーで、私の手法で”外皮剥き”を行った。
何て言う事でしょう!
赤黒あるコードの黒線をラジオ・ペンチで掴んで、ニッパーで外皮を剥こうと、挟んだ。
外皮に守られた導線が、溶けて無くなる感触であった。
「あれ!」と、思って、再度・挑戦した。
同じであった。
要するに、電気的な”導通”はあっても、機械的(強度)は”泡の様に消えると言う事である。
永年、導線を半田付けする行為は行ってきた。
単線や撚り線、細線や太線、取り扱う電線も多種多様・・
外皮を剥くのも、電工ナイフや、ニッパー・ペンチ等であった。
外皮が(比較的)柔らかく、電線は硬かった。
その様な、概念(今までの経験)を覆した今日の体験(感触)であった。
修理を依頼されたコードに替えて、手持ちのコードに変更しなければならない。
撤去・回収したコードは、初めての感触を与えてもらった”コード”として、収集品としたい。