<2012.09.09>
1年前くらいから毎晩、父母の仏壇(写真)に向かって般若心経を暗唱している。
『門前の小僧習わぬ経を読む』ではないが、田舎のお寺生まれの三男坊が70歳を過ぎての勤行?である。
色即是空・空即是色などに代表される、『般若心経』は、子どもの時から親父の読経などを、時々耳にしたり、最近では、霊場巡りのお遍路さんがお堂の前で唱えているのをテレビなどで見かけたりと、全国的に宗派を問わずに詠まれているお経でもある。
270余りの経文の中に、ありがたい意味の言葉がちりばめられているということから、10数年前になると思うが、解説本などを購入して読んだりしたことがあったが、なかなか難しくいまだに理解するに至ってない。
こうした中、意味は分からないがお経を一つ覚えてみようかという気持ちとなり、1年半前くらい前から思い立ったわけである。
70にしての手習い、少しずつ区切っては、何回も何回も暗唱していった。
ところが、なかなか覚えず、これらを繰り返しながら・・・・、経本を見らずに唱えられるまでに半年余りを費やした。
今では、「ぎゃあていぎゃあてい はらそう ぎゃあてい ぼうじい そわか般若心経 」とお終いまで、経本を見らずに何とか行きつくことが出来るようになった。
ただ、私の読経はまだ恥ずかしいので声に出さず、口の中で「ぶつぶつ」唱えるていどである。
もう少し年老いたら、大きな声で唱えたいと思う。
<百日紅の花>
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