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日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

お盆に想う

2016-08-15 14:48:50 | Weblog

<2016.08.15>

今日は旧盆の15日長崎市内では精霊流しが華々しくおこなわれることでしょう。

 

私の家の盆の15日と言えば、3日間仏壇にお供えした果物や・料理をござ風の『こも』に詰め込んで、市が準備した処理場まで、持って行って線香をあげて無事に浄土へ仏さまを送るということが、毎年のお盆の行事であります。

 

こちら長崎の方では、お盆のお墓参りは、新仏がない限り14日のお盆の中日にお参りする習わしがあるようです。

 

このお盆と言えば、子供の頃の田舎のお盆の『盆踊り』が特に印象にありますね。

 

『盆踊り』は、の初盆のお宅がその場所でした。

今日はどこどこ、明日はどこと言った具合に盆踊りをして回るお宅が順番に決まっていました。

 

現在、時おりある町内全体の行事とは違い、田舎の家の軒先の庭の真ん中に『むしろ』を敷いて、太鼓を置き、その周りを円を組んで踊りながら、『ぐるぐる』回るわけです。

 

の長老の音頭に合わせて、うちわを振ったり足を上げたりしながら、時には音頭取りの声に呼応して、掛け声を上げたりして踊っていました。

そうですね1軒あたり小一時間位踊りましたね。

 

丁度踊りがたけなわになったなったころ、そこのお宅の人が『うちわ』を配ってくれるわけですが、『うちわ』の表には、涼しそうな模様の絵が印刷されていて、裏には『**家初盆会』と印刷されていました。

 

こうして1軒終わると次の初盆の家でと言った具合でしたが、子ども心に『うちわ』を貰い溜めるのが楽しみでした。

 

今振り返って見て、仏さまを供養するという意味においては、ピッタリの盆踊りであった様な気がします。

 

盆踊りからの帰宅途中の暗闇の中で、まだ続いている外のの踊りの太鼓や掛け声の音を、遠くに聞くにつけ、夏休みもあとわずかになって来たという、何となく裏淋しい感じを持ったことを思い出します。

 

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