<2017.07.15>
ラジオに代表される音響(オーディオ)機器の魅力は、何といっても『音の質』です。
俗にいう『ハイファイ』ですが、私はかなりこれにはこだわっています。
その生い立ちは中学・高校生頃の体験が今に尾を引いているようです。
どのような体験かと言いますと、私がまだ中学・高校生頃だったと思いますが、ラジオで立体放送(今でいうステレオ放送)が、時々あっていました。
やり方はこうでした。
NHKの第一放送と第二放送の二つの周波数を使って放送した音を、2台のラジオで聞くわけです。
そのうち1台は第一放送にダイヤルし、もう1台は第二放送にダイヤルを合わせて、右・左にそうですね、1~2mくらい離して並べて置いて、立体音(ステレオ)で聞くわけです。
当然私の家には、ラジオは1台しかありません。
そこで隣のおじさんに事情を話して、1台借りてきては並べて聞いていました。
確か、日曜日の午前11時頃からの放送で、『立体音楽堂』という番組名ではなかったかと思います。
私は、ここで初めて左右のラジオ(スピーカー)から、広がりのある(ステレオ)音響を聞き、その迫力に圧倒されると共に、魅力に取りつかれたわけです。
その後映画にもシネマスコープが登場して、迫力満点の立体音響により、画面の臨場感を盛り上げることで、観客を引き込み、魅力ある映画として現在に至っています。
ラジオの方は、その後はFM放送となり1台のラジオの中で、音を左右に分離する技術が確立されて、スピーカーのみ2個設ければ、ステレオ放送を楽しむことが出来るようになりました。
時代と共に立体音響に関係する技術は、進歩・変遷していますが、私の経験した中学・高校生頃が『ステレオ』音響のスタートだったのではないかと思われますね。
<当時を思い出しながら描いて見ました>
<間もなく梅雨明けか>
<珍しく飛行機雲がクロスしていました>