<2020.05.16>
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<2014.06.19>事前の一策
今回は、現役時代を思い出して書いて見ましょう。
「事前の一策事後の百策に勝る」という言葉があります。
意味は問うまでもありませんが・・・・。
この言葉に関連しては、特に若い時の経験がベースにあります。
私は仕事の経験の大部分が設計部門でしたから、この関連では特に『図面を正しく書き、入念にチェックをおこなう』ことでしたね。
ちょっとした図面の寸法の誤りで、製品の一部を作り直さざるを得ない場面など、関係部門に頭を下げて回って、ようやく工期に間に合うように、色々対策をしてもらうわけですが、その間の無駄な労力や費用は・・・・、大変なものでしたね。
このような時には、良く先輩から「事前の検討が不十分だからこんな問題を起こすのだ!!・・・・」と、雷と言った具合ですね。
このような設計での経験をベースに、その後の別の職場などでも無駄な仕事の発生がないように、『事前の一策で事後の百策を防ごう』ということに注力しました。
例えば、仕事を始める前の計画や段取りを、しっかり立てることにより、タイミング良く『事前の一策』が打たれて、関係する仕事が、非常にスムースにいくという体験が色々できましたね。
ここで特に効果があったのは、他部門や他人にお願いする仕事をいち早く見つけて、手早くお願いしておくことでした。
このことにより、後は自分に関連する仕事を自己ペースで進めることが出来ましたね。
これが逆になってしまっては、大変な『事後の百策』になりますよね。
今は現役を引退していますので、あまりこのような『事前の一策』などという、大げさなことはありませんが、それでも地域の行事をおこなう時や旅行計画などを立てる時には、『事後の百策防止』を少し意識しながら進めているところです。
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<今の感想>
似たような言葉で「先読み」や「備えあれば憂いなし」などもあり、定年後はこちらの方が馴染みがあるようです。
最近でもちょっとした『イベント』に携わることがあるわけですが、これらをスムースに成功させる『コツ』は、計画をじっくり立てていかに、先を読んでおくかですね。
先読みのポイントは、まず『計画』を立てることからでしょうか。
計画をじっくり練ると、全体像を早めに掴むことができ、スタート~最後の姿までの課題も見えて来て、打つ手が早くなり、随所に事前の一策を取り入れることが出来、結果的に少ないエネルギーで成功に導くことができるわけです。
現実は、どうしても目先のことに一生懸命になり勝ちですが、ちょっと「急がば回れ」の気持ちに立って、「事前の一策・事後の百策に勝る」の視点で見てはいかがでしょう。
<ポッカリ・・・・残月>
<雲踊る(1)>
<雲踊る(2)>