ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

懲役12年

2010-05-26 11:47:49 | 日記
強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた被告の裁判員裁判の控訴審で、東京高裁は
一審の判決を破棄して、懲役12年の判決を言い渡したとのこと。

市民が加わって出した判決を、裁判官だけで審理する二審判決が見直したのは全国で初めて
らしい。

「一審判決後に被害者と示談が成立、被告に有利な事情として扱うのが相当で、現時点では
重すぎる」と破棄した理由を述べたとか。

「なぜ、そうなるの?」と、思う。

10代女性宅に侵入、現金7千円を奪って性的暴行を加えたとの事件。
その事件のほかに強姦、同未遂など3事件に問われているという。

初犯でもなし、強盗でもなし、10代への強姦が示談が成立したことで、13年の刑が
12年に減るなんて、被害者は、納得するだろうか。

一生消えない傷を負った10代の被害者の心痛を思えば、13年でもそんなんで贖える
ものかと、思う。

強姦に対しての被害者の痛みは、単なる暴力ではない。

身体の傷は癒えても心の傷は、一生残るし、将来への影響は、計り知れない。

起きてしまったことだけど、再びこうした犯罪をしないこと、きちんと、反省し、償いの
気持ちを起こさせることが必要。

刑罰というものは、そうしたものだと思うし、そのことを切に願う。