ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

晩祷

2011-11-30 10:47:59 | 日記

エヴェレストの麓だと言われていた、ラフマニノフの「晩祷」

最後の演奏会にむけて、指揮の先生から、檄があった。

「自分が作曲した気持ちで」と。

エヴェレストの頂上どころか、登ろうとする気配のない団員への苦言と受け止めた。

エヴェレストを望むんでなく、自分で砂山を造れということと解釈した。

どのような砂山をイメージするか。

どの程度の砂山にするか。

初めての試練。

今まで、指揮者からのイメージを受け止めて、それをできるだけ、表現することしか

してこなかった。

 

オーケストラの人が、指揮者からの、要望は要望として、自分たちの演奏を確立したうえで

指揮者からの指示を受けているということは、最近知った。

いくつもの、合唱の練習をしてきて、様々な指導者と出会い、

指導の仕方の違いはあったものの、楽譜に書いてあることを忠実にということまでしか

考えてなかった。

 

「晩祷」に出会って幾年月。

初めて、対峙、する。