願いを捨てずに、希望を持ち続ければ、いつの日か願いはかなう。
ということをいう人がいる。
夢を安易に捨てることをしないでと、思う。
けれども、努力をし続ければ、いつのか必ず手にすることは
できるのだから、願いを捨てるのは、愚かなことだとは思わない。
今日のイソップ童話は、
蝉の鳴く音を聞いたロバが、蝉から「つゆをのんだから」と聞いて、つゆがおりてくるのを
待ち、結果、飢え死にしてしまったという話だった。
『自分には全く出来ない事をやろうとしても、うまくいかないだけでなく、大変不幸な目に会ってしまいます。』との締めくくりの言葉が。
努力すればいつかは、報われるというのは、あたっているけれどもあたっていないと思っている。
以前、
「アラベスク」という漫画があった。
バレリーナを目指した、二人の姉妹のうち、親には期待されていなかった妹が、バレエ教室に、入学を果たし、必死に駆け上がっていく話だった。
「天才」はそれほど努力せずとも、そこそこできてしまう。秀才は、努力を重ねて、いつしか期待以上のものを手に入れる。
それは、秀才ゆえの、悲しみと栄光となる。
つまり、凡人は、いくら努力してもいくら、願っても、一定上に上ることはできないということになる。
凡人の悲哀は、どこで、自分の限界を知り、見極められるかということ。
自分に、才があるのか、ないのか、どこかで、知らなければ、餓死とまでいかずとも、トラウマになったら、悲劇でしかなくなる。