時代劇をみると、時代考証が気になる。
武士が現代語で話したり、立ち居振る舞いにそぐわなさを感じたり。
こんなに違っていたとは、思っていなかった。
時代の風習、時代の人々の振る舞い、お笑い系などの時は、現代語を話そうが、
ミニスカートの少女が登場しても、これが世情を表しているとは思わない。
らしく作っているのに、違う場合は、その時代を知らぬものにとっては、刷り込まれていく。
外国の映画作品やドラマにでてくる、日本人の設定で、顔つきがアジア系というのも
外国といえば、アメリカ系かヨーロッパ系かを判別できないものにとっては、許すしかない。
けれども、着物が左前だったり、箸の持ち方が変だったりするのは、大いに気になる。
最近では、日本のドラマや、番組でも、気にする人がいないのか、乱れているなぁと気になって困る。
時代の流れで、気にする人がどんどん、いなくなると、廃れてしまうものなのかも知れない。
面々と受け継がれて行っていることの中には、廃れてしまって欲しいと願うものもある。
本当に、思い通りにはいかないもの。
歴史ドラマの大ウソ
大野敏明
産經新聞出版
幕末時代劇「主役」たちの真実
ヒーローはこうやって作られた!
一坂太郎
講談社α新書