いじめの問題で、私服登校を余儀なくされたという記事があった。
いじめ問題で自殺者の出た学校の制服で登校した生徒が通行人から「死ね」とあらぬ言葉を
うけたという。
生徒の安全を考慮した学校が、私服での登校の方針にしたとか。
第3者からの誹謗中傷は、本当にやりきれない思いにさせられる。
弱い者いじめは、すぐに頭をもたげる。
ちょっとしたことでも、他人を追い込んだり、いじめの加害者になることも、以前から頻繁にある。
「心にやましいことがなければ何を言われても平気だろう」という人がいる。
身に覚えがないこと。当事者でないことであっても、誹謗、中傷は、声の暴力になる。
新しい加害者を生み出す。
人は、差別をしたがる存在なんだと、改めて思う。
仲間意識が強く、仲間と思えば、涙がこぼれるほどいい人たちが、仲間でないという標的になると、
他人を傷つけることも、貶めることも平気でする人になることも。
それって、いったい何なのかと思う。
「人類、皆兄妹」と声高に言われた時期があった。
今は、他人は、人とも認識されない時代になった。
人のあたたかさと裏腹の人の冷たさは、どうしたら、改善されるのか。