今も31万軒 進まない復旧「いつまで...」住民いら立ち
2019/09/12 18:35
(FNN PRIME)
大停電の発生4日目。
千葉県を中心に、今も31万軒に電気が届いていない。
全面復旧は13日以降とされ、さらなる長期化に不安が高まっている。
住民は「開いてるスーパー行っても、水、お茶、飲料水がない。情報も知りたい。これ(携帯電話)は使えない、パソコン使えない。本当に最悪」と話した。
住民たちの苛立ちと困惑は、限界に達しつつあった。
停電と断水で、ライフラインが断たれている千葉・鋸南町。
携帯電話がつながりづらいため、無料の公衆電話が利用されていた。
住民は「館山の方に住んでいる母に連絡したんですが、大丈夫でした。安心しました」と話した。
台風15号で深刻な被害が出た南房総にある鋸南町は、新鮮な魚が水揚げされる港町だが、漁港のいけすにいた500kgのタイなどの魚は、酸素を送るポンプが動かず、死んでしまった。
勝山漁業協同組合・平島孝一郎組合長は「氷が作れない。魚を出荷するのに、氷がないので[出火]できない。被害総額は億を超えてくるのではないか」と話した。