兵庫県教育委員会は25日、給食の牛乳(200ミリリットル入り)112パック、パン4個を自宅に持ち帰ったとして、県立西はりま特別支援学校(たつの市)の女性教諭(42)を停職1カ月とする懲戒処分を発表した。
県教委によると、女性教諭は今年4~7月の56日間にわたり、「苦手な生徒に飲ませる練習をさせたい」と偽って追加発注させた牛乳や生徒が残した牛乳を持ち帰った。パンも「生徒が食べるから」とうそを言って余分に受け取り、持ち帰っていた。
牛乳をエプロンのポケットに入れるのを見た別の教員が学校に報告。女性教諭は牛乳とパンの代金6214円を返金し、「給食は安全なので病弱な自分の子どもに飲ませたかった」などと話しているという。