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東京都・モニタリング会議「コロナ病床が重症化 医療体制が厳しい」と危機感
17日 16時19分
新型コロナについて、東京都は最新の感染状況を分析する会議を開き、肺炎が悪化して酸素投与が必要な感染者が増えるなど、入院患者の中で重症化している人の割合が高まっていることに危機感が示されました。
午後に開かれたモニタリング会議では、東京都内で7日間平均の新たな感染者が1週間前と比べ、およそ2割ほど減ったことが報告されましたが、専門家からは「検査の減少や報告の遅れなどの影響を受けた可能性が」指摘されました。
東京都医師会 猪口正孝副会長
「入院してる患者さんの重症の度合いが、酸素を吸っている人が25.8%まで増えてきている。酸素を吸う人が増えてきているので 、“コロナ病床の重症化”が始まってきている」
東京都内で入院できている感染者のうち、肺炎が悪化して酸素投与が必要な「中等症2」の人は1週間前より10ポイント増えて25.8%となり、東京都が緊急事態宣言の要請を検討する基準の一つとした30%に迫っています。
また、人工呼吸器や人工心肺装置をつけている重症者は、1週間前の1.4倍となっています。専門家は、重症病床の患者が増えているだけでなく、それ以外の病床でも、酸素投与が必要な重症に近い患者が増えている現状を「コロナ病床の重症化」と表現し、「医療体制がかなり厳しくなっている」と危機感を示しました。
17日 16時19分
新型コロナについて、東京都は最新の感染状況を分析する会議を開き、肺炎が悪化して酸素投与が必要な感染者が増えるなど、入院患者の中で重症化している人の割合が高まっていることに危機感が示されました。
午後に開かれたモニタリング会議では、東京都内で7日間平均の新たな感染者が1週間前と比べ、およそ2割ほど減ったことが報告されましたが、専門家からは「検査の減少や報告の遅れなどの影響を受けた可能性が」指摘されました。
東京都医師会 猪口正孝副会長
「入院してる患者さんの重症の度合いが、酸素を吸っている人が25.8%まで増えてきている。酸素を吸う人が増えてきているので 、“コロナ病床の重症化”が始まってきている」
東京都内で入院できている感染者のうち、肺炎が悪化して酸素投与が必要な「中等症2」の人は1週間前より10ポイント増えて25.8%となり、東京都が緊急事態宣言の要請を検討する基準の一つとした30%に迫っています。
また、人工呼吸器や人工心肺装置をつけている重症者は、1週間前の1.4倍となっています。専門家は、重症病床の患者が増えているだけでなく、それ以外の病床でも、酸素投与が必要な重症に近い患者が増えている現状を「コロナ病床の重症化」と表現し、「医療体制がかなり厳しくなっている」と危機感を示しました。