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いぶりがっこ生産農家3割「撤退」も法改正で伝統的漬物が危機

2022-12-04 23:46:47 | ニュース
いぶりがっこ生産農家3割「撤退」も 法改正で伝統的漬物が危機
2022/11/30 11:01

(朝日新聞)
 昨年6月に施行された改正食品衛生法で、漬物の製造販売が許可制になり、衛生的な製造施設などの整備が求められるようになった。経過措置が終わる2024年6月の完全実施まで約1年半。自家製の漬物を販売してきた農家の中には、改正法への対応を断念して廃業する人も出てきている。

 保存食である漬物はこれまで、多くの都道府県で条例に基づく届け出をすれば販売できた。これに対し、改正法では工場などの衛生的な施設を備えていることを要件とする「営業許可制」に変わった。

 漬物の産地では、法改正の影響が出始めている。
 干した大根をいぶした漬物「いぶりがっこ」が特産の秋田県は昨年7〜9月、直売所で漬物を売っている農家636人にアンケートを実施。法改正後に必要とされる営業許可を取得するかどうか聞いた。

 回答した306人のうち「営業許可を取得する」とする人が57%(175人)だったのに対し、営業許可を取らず漬物販売から撤退するという人が35%(108人)、未定が8%(23人)だった。

 厚生労働省が法改正に乗り出したきっかけは、12年に起きた浅漬けによる大規模な食中毒だった。札幌市の食品会社が製造した白菜の浅漬けで腸管出血性大腸菌O(オー)157による集団食中毒が発生。169人が発症し、8人が亡くなった。

 規制強化の対象を漬物全般としたことについて、厚労省の担当者は「浅漬けとそれ以外を区別する線引きが難しい」と説明。製造・販売を取りやめることを考える農家が出ていることについては「小規模な事業者に対して自治体が柔軟な対応をできるよう、自治体に助言をしていきたい」と話した。


「ねぎらいの言葉なく、腹が立った」部下の男は長さ74センチの“刀”で社長を襲った驚きの動…

2022-12-04 08:17:38 | ニュース
「ねぎらいの言葉なく、腹が立った」部下の男は長さ74センチの“刀”で社長を襲った 驚きの動機 神奈川・相模原市
2022/12/03 19:40
神奈川県・相模原市で、会社社長の男性が、切りつけられて重傷を負った事件で、逮捕された部下の男の”犯行動機”が明らかになってきた。男は「ねぎらいの言葉がなかった」などと話しているという。

社長と部下が口論の末に・・・
神奈川県警相模原北署によると、会社員の横田光司容疑者(42)は、今月27日正午すぎ、相模原市大島の路上で、勤務先の社長の男性(48)に、刀のようなもので切りつけて、殺害しようとした疑いがもたれている。

この日、横田容疑者は、被害者の社長宅にいた。そこで社長と口論になったという。怒りがおさまらなかったのか、横田容疑者は、いったん自宅に戻り、置いてあった長さ74センチの模造刀を持って、車で引き返したとのこと。
そして、社長宅近くの路上で、犯行に及んだという。顔や腹を狙って刺そうとした横田容疑者。これに対して、社長は、模造刀を素手で押さえたという。結局、”殺害”の目的を遂げなかった横田容疑者は逃走。社長は、右手などに全治3カ月の重傷を負った。

労ってもらえなかった部下の怒り?
日曜日の住宅街で起きた刃傷事件。相模原北署が、殺人未遂事件として捜査に乗り出したところ、自宅に戻っていた横田容疑者を発見。その日の午後6時前に、殺人未遂の疑いで、緊急逮捕した。

上司と部下の間で何があったのか。その後の調べで、誉めてもらえなかった部下の”怒り”が明らかになった。

取り調べに対して横田容疑者は、容疑を認めた上で、動機について「社長が入院中に、一人で会社を切り盛りしていたのに、退院してから、ねぎらいの言葉がなく、腹が立った」などと供述しているという。相模原北署は、供述の裏付け捜査などを進めている。


保育士1人で4歳児30人の重圧変わらない配置基準、現場に絶望感

2022-12-04 07:58:16 | ニュース
保育士1人で4歳児30人の重圧 変わらない配置基準、現場に絶望感
2022/12/04 05:00

(朝日新聞)
 保育士1人で、1歳児なら6人、4歳児なら30人――。保育士1人あたりみてよい子どもの数は、国の「配置基準」で定められている。現場は、この基準では子どもの安全を守れないと指摘。約10年前に政府は見直しを約束したが、いまだに実行されていない。(田渕紫織)

 現場では、保育士たちがギリギリの状態で保育を続けている。

 茨城県の認可保育園に勤める女性保育士(29)は、コロナ禍で3歳児クラスを担当した際、20人の子を1人で保育した。国の配置基準ギリギリの人数だ。
■子どもに謝ってばかり
 一つ間違えば重大な事故につながりかねない「ヒヤリハット」は日常茶飯事。
 子どもたちが隙を見てベランダに出ていたり、おもらしした子をケアしている間に別の子が机の上に乗ろうとしていたり。アレルギー児が他の子のごはんを口に入れてしまったりしたこともあった。

 自身は夕方までトイレに行く暇がなく、膀胱(ぼうこう)炎になったこともある。

 隣の4歳児クラスでは、1人で30人近い子どもを見ていた2年目の同僚が忙しさと重圧で心を病み、出勤できなくなった。

 心身をすり減らした同僚たちは、「とてもこの生活を続けられない」「心も体も壊れる」などと毎年3〜5人辞めていく。そのたびに若い保育士を採るため、経験が浅い保育士ばかりになってしまう。

 床にひっくり返って大泣きしたり、抱っこをせがんだり、「聞いて聞いて」と言ったりする子たちに応えてあげたいが、手が足りなくてできず、気づけば「ごめんね。ちょっと待ってね」と謝ってばかりいる。
 園長に窮状を訴え、改善を申し入れても、「国の配置基準には足りています」と繰り返されるばかりだ。

 今年9月、静岡県の認定こども園のバスに置き去りにされた3歳児が亡くなった後は、保育士の配置基準の低さにも改めて焦点が当たった。

 しかし、決まっていくのはバスへの安全装置の設置義務付けやマニュアルの整備で、それを実行するための人手をどうするかは聞こえてこない。「肝心な基準はずっと変わらないまま。私たち現場と社会でこんなにギャップがあるのか」と絶望感が募った。