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「大気の川」大量の水蒸気の流れ複数の線状降水帯生む

2021-08-14 17:28:12 | ニュース
「大気の川」大量の水蒸気の流れ 複数の線状降水帯生む
2021/08/14 16:23

(産経新聞)
西日本を中心に降り続く大雨について、上空に大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象が発生していることが、筑波大の釜江陽一助教(気象学)の解析で分かった。人工衛星の解析画像から、大気の川は九州から東北地方南部までを帯状に覆っていることが分かる。線状降水帯を発生させ、広い範囲で記録的な大雨をもたらす危険がある。

大気の川とは、大量の水蒸気が帯状に流れ込む現象で、南西から東へ水蒸気を運び、雨雲を形成する。平成30年に甚大な被害を出した西日本豪雨や昨年の九州北部豪雨でも、大気の川が発生していた。

今年はオホーツク海高気圧の勢力が強く、前線が強まっている影響で、大量の水蒸気が南シナ海や東シナ海方面から日本列島に流れ込んでいる。
今回の大気の川は、長さが約2000キロにおよび、九州から東北地方南部をすっぽりと覆う。上空に大量の水蒸気が集まるため、釜江助教は「大気の川の中では、線状降水帯が複数、発生する可能性がある」と指摘する。
釜江助教によると、九州北部に流れこむ水蒸気は、中国大陸側からの流れと、日本の南の海上からの流れがぶつかる場所で、特に強い雨をもたらしているという。

この先も15日ごろまでは大気の川が現在の位置で停滞し、その後は太平洋側に南下するとみられる。その影響で、九州北部は17日ごろまでは雨が強い状態が続き、関東や東北南部でもこれから大雨が降る可能性がある。各地で土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒する必要がある。
釜江助教は「今回の大気の川は西日本豪雨と同程度の水蒸気量になってもおかしくなく、降水量も匹敵する可能性がある」と警戒を呼びかけた。


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