在日コリアンの虐殺宣言など、川崎市の多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区)を標的に相次いだヘイトクライム(差別に基づく犯罪)で、市は7日、威力業務妨害容疑で神奈川県警川崎臨港署に被害届を提出し、受理されたと発表した。

 在日コリアン集住地区にある同館に「在日韓国朝鮮人を抹殺しよう」などと脅迫する年賀状が届いたのは1月4日。福田紀彦市長は同23日に「差別に基づく脅迫で許されない」と非難し、被害届を出すことを表明したが、同27日には同館の爆破などを予告するはがきが市役所に届いた。