ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

漢詩

2012-02-04 23:52:58 | 日記

高校生の時、漢文の授業があった。

 

国破れて山河あり

花落つること多少を

 

などは、好んで暗唱した記憶がある。

「山月記」のなかに

漢詩があって、当時のお気にいりだった。

文庫本も買ったし、漢詩を書き写したこともある。

漢詩の魅力が何かもわからず、なんとなく惹かれていた。

あのリズムは意図されていたものだったようだ。

授業で音読があり、皆の前で何人かが読まされたことがある。

ちょうどこの導入部分を音読することになり、自分の気持ちを

こめて、読み上げた。

しばらく、いや今でも、その時のことを覚えている。

通常、何行かだけで次の人に代わるのだが、長く読まされた気がして、

それもわくわくものだった。

 

ネットで検索したら、あった。ありました。

   偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃
   今日爪牙誰敢敵 当時声跡共相高
   我為異物蓬茅下 君已乗※(「車+召」、第3水準1-92-44)気勢豪
   此夕渓山対明月 不成長嘯但成※(「口+皐」の「白」に代えて「自」、第4水準2-4-33)


http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/624_14544.html

 

漢文脈と近代日本 もう一つのことば世界

齋藤希史

NHKブックス


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