昨日ですが、下の娘と、京都府南部、南山城のお寺をまわってきました。岩船寺、浄瑠璃寺、蟹満寺です。
蟹満寺は本堂が工事中で中には入れず。リサーチ不足でした。
岩船寺と浄瑠璃寺はよかったです。
自宅からは車で1時間強程度。ほぼ奈良との県境のあたりになります。
山をどんどん上がっていってたどり着いたのが岩船寺。縁起によれば奈良時代創建のお寺ですが、承久の乱の戦火で消失し、現存しているのは鎌倉~室町にかけてのもの。
山門を入ると、唐突に鮮烈な三重塔が眼前にあらわれます。木々に囲まれるようにして立っています。室町期のものらしく、重要文化財になっています。5~6年前に大きな修理があったようで、それで色が鮮やかなんですね。
寺域は現在はコンパクトですが、最盛期には40近くの坊舎があったとか。
本尊の阿弥陀如来は平安期の一木造。どっぷりとして落ち着いた雰囲気です。周囲には四天王立像。こちらは鎌倉期のもの。
堂の裏側にまわると、パンフレットの写真にもありますが、妙にコンパクトでバランスの悪い?十二神将像があったりします。なんか、ミニフィギュフアという感じです。普賢菩薩が象に乗っているのも面白いです。象の造形や表情がよいです。
ここは朝の8時半からあいていて、9時頃に着いたらまだ誰もおらず、この日では一番の参拝者だったみたいです。
ただの空き地が駐車場になっていて「100円」と書いてあるのだけれど人は誰もおらず、小さいカゴがおいてあったので、そこに100円入れておきました。
三重塔の周りはぐるっと歩けるようなっています。少し山をのぼると、笛吹岩という一枚岩のところに出て、ここからは眼下の眺望が素晴らしかったです。
写真はまたあとでね。