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すばる舎 |
図書館本。
昨年10月出版の杉村富生先生の本です。
誰に限らず、株式投資の評論家の人の予想が他の人より当たるとか考えたことはありません。
なので、こうした人に対して「当たらない」と批判するのは、そもそも批判になっていないと以前から考えています。
本書は行間をとって編集で、字数も少なく、読み込める内容は多くありません。2時間もあれば読めてしまいます。
内容の基本は「長期・逆張り」で、このスタンスは私自身のスタンスに近いので共感するところはかなりあります。
が、基本の構成は昔ながらの株本的です。
それは、自説に都合のいい事例や資料だけを取り出して、わかりやすい形で説明し、最後にはバラバラと個別銘柄を紹介するようなスタイルです。
本書の本質は、「まともな銘柄の安いところを丁寧に買っていきましょうね」ということにつきます。
このこと自体は考え方としては極めてまともですから、そういう意味で悪書ではありません。
が、それ以上のことはなにもないとも言えます。