遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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気力と体力

2019-07-06 01:08:44 | 雑感
「健全な精神は健全な肉体に宿る」誰が述べた言葉か失念したが、一般論としては理解したつもりでいた。

手術直後、実際に極限まで体力が落ちてくると、気力が著しく落ちた。小説はもちろんのこと、新聞・雑誌の類、あげくはTVも視たくなくなる。読書は結構神経と体力を使うものだと認識した。

ただ生身の人間との会話、クラッシック音楽はどういうわけか耳に入ってくる。ロボットの機械的音声にはどんな反応だろうか。これをクリアーしないと,AI看護師なんぞは夢のまた夢だろう。

こうしてみると、自分はつくづく拷問には弱いだろうなとおもう。映画の中のヒーローや、ネルソン・マンデラさんなどは、相当な修羅場を潜っても、意思を曲げない。私なんぞは痛めつけられなくても、体力を衰えさせれば、気力は著しく脆弱になる。イチコロである。我ながら情けない。

幽冥の境

2019-06-28 11:12:00 | 雑感
手術後、不思議な体験をしたので皆さんにお知らせしておきたい。

「ブッ、ブツ」と遠くで人の声が聞こえる。視野いっぱいに極彩色の映像が広がり、それが次々とはるか先の三角錐に吸収されてゆく。時間にして1シーン0.1~2秒くらいか。様々な思い出の場面がでてくる。時間にして全部で数秒或いは十数秒くらいか、長いトンネルを進んでいく。それを抜けたところで、先程の声が「よく頑張った」とはっきりしてくる。

意識がはっきりしてくると、周りの人々が、「よく頑張ったなあ」と口々に声をかけてくれるのがわかる。「ああ、またこの世界に戻ってきたのだ」と一安心する。先程見た映像は一体何だったのだろうか。数秒くらいで一生の振り返りができたようで、妙にニュートラルな気持ちになった。あれは夢ではないし、幻覚でもない。

先程のトンネルが幽冥の境だったのだろうか。とにかく不思議な体験をして、再び麻酔の力で眠りにつき、集中治療室に戻った。

最近の運動会事情

2019-06-22 10:51:39 | 雑感


騎馬戦

大玉送り

もうだいぶ前のことになるが、子供の案内で孫の運動会へ行ってきた。競技場を囲んでシートが敷かれ、声を張り上げ我が子、孫を応援する姿は変わらないが、一昔前のようにビデオカメラの放列は流石になかった。子供が私のことを慮って、携帯用の折りたたみ椅子を用意してくれたので、大いにリラックスして観戦できた。

応援する方にも余裕が少し出てきたのだろうか。運動会の進行、運営に子どもたちが役割を持って参加するというのが最近の傾向なのだろうか。選手の誘導、用具の準備、競技の進行、アナウンス、等いたるところに子どもたちが参加している。

先生や職員が汗を拭きながら準備に奔走している姿がグッと減ったのはとてもいいことだと思う。競技の内容も徒競走、騎馬戦、リレー、綱引きならぬ棒押しなど、昔からのプログラムが並び、それなりに盛り上がっていた。女の子を乗せた騎馬が少し遅めに出発し、戦いの斜め後ろから参戦して帽子を奪うという頭脳プレーには感心した。戦いは正面からだけでなく、 こういうやり方もあるんだと子どもたちは感じただろうか。

こうして、単なる駆けっこから、体も頭も使う運動会に変身しつつあるイベントはなかなかの面白い行事だと実感した次第。父兄の負担をへらすため運動会も半日に短縮する学校がちらほら出てきたと聞く。なにか絶好の教育の機会を放棄しているようでもったいないようにも思える。

帰還

2019-06-17 14:03:16 | 雑感


長い間お休みをいたしました。 無事帰還しました。というほど大げさではないが、今は二人に一人がかかるというがんに見舞われ、結構大きな手術を受け、無事退院してきました。


体力は気力に通じるとは実感したことで、退院後しばらくは体力が伴わず、したがって気力も湧いてこず、新聞、雑誌、TVを見るのも億劫でした。まだ完全ではありませんが、おいおい体力が整い次第ブログを再開したいと思っています。

取り急ぎご報告まで。

テロ警戒

2019-03-21 01:06:10 | 雑感



日差しが柔らかくなり時折隅田川の河畔を散歩する。今日は川を航行する船にちょっと変わったものを発見した。普通はいろんな型の観光船が行き来し、貨物船、汚穢船が上り下りするのだが、駒形橋の袂で警戒船「わかす」、消防庁の「はるかぜ」が下ってゆくのに遭遇した。

「わかす」は見ている限り同じ場所に停船していたのでこのあたりの警戒にあたっていたのだろう。幸い日本ではニュージーランドやアメリカ、パリのようなテロ事件の発生はないのだが、正に水面下ではこうした警戒態勢をとっているからだろうか。

過激派事件で公安当局と接触があった頃、彼らの情報収集能力には驚いた記憶がある。見えないところでお互い活動をしあっている。中国の公安部隊や、英米露、イスラエルの情報機関などは日本の比ではないというから、すごい暗闘をしているのだろうと思う。

平和ボケしている日本もこういう方面はピリッとしてもらいたいと願うばかりだ。

墨堤の春

2019-03-15 14:21:56 | 雑感


隅田川テラスの花壇

春うららの隅田川

すっかり春めいてきた隅田川テラスを例によって散歩した。風がすっかり春風に変わり、頬に心地よい。
このテラスの壁には小中学校の生徒の絵が、浮世絵に混じって掲示してあり、地元密着を感じさせる。また樹木や花壇が整備されており、ボランテイアの町内会有志の世話で色とりどりに花が咲いている。

ここは散歩、ジョギング、デートに最適なウオーターフロントで、一時期跋扈していたホームレスの寝床も少ない。暖かくなってくると、これから人はどんどん増えてくるだろう。

八重桜?

2019-03-10 00:50:51 | 雑感



寒さが緩んできたとはいえ、まだまだ寒いこの頃、近くの公園を歩いていたら、一本だけ見事な桜色の木に出会った。
周りの桜はまだつぼみすら膨らんでいない。遅咲きの梅が咲いている状況なのに、色鮮やかな花をつけている。萌えるような黄緑色の葉もちらほら出ている。

花の状況からして、八重桜のようだ。この花を見ると中日クラウンズのゴルフトーナメントがある頃、つまり4月の最終週からゴールデンウイークのはじめにかけて、和合ゴルフクラブの八重桜を思い出す。4月の初め、ソメイヨシノなどの桜が咲き競い、山桜が終わった頃咲き始め、残った花が葉に混じって咲いているのが通年だった。

東京では他の桜より早く咲くのか、それとも桜の種類が違うのか。ともかく一気に春の訪れを感じさせる。いよいよ暖かくなってきそうだ。

将棋界の隆盛を作った

2019-02-16 03:55:51 | 雑感


両国の寄席、両国亭の脇に高札が立っていて、「伊藤宗印屋敷跡」とある。江戸時代大橋家本家、分家、伊藤家が持ち回りで名人位を継いでいたと言われます。囲碁の世界の頂上争いは、百田尚樹の「幻庵」に詳しいが、将棋の世界には疎く、よくわからない。

看板によると、この3家はいずれも本所に屋敷を構えていたのだが、伊藤家だけが明治に入って戻ってきて棋士の育成に力を入れたとあります。名前だけは聞いたことのある名人関根金次郎、その弟子永世名人木村義雄などが修行したと言われる。

実力名人位制をとったのが、この関根で、木村、大山、升田などに続く将棋界の隆盛につながった。最近また一段と盛り上がってきた将棋人気を支えている、羽生、藤井などの活躍を彼はどんな具合に見守っているのだろうか。


新ランドマーク

2019-02-12 02:58:04 | 雑感

タワービュー通りからのスカイツリー

東京のランドマークといえば、東京タワー、東京都庁、皇居、ちょっと古くは霞が関ビル、丸ビルなどなどであったが、今はなんといってもスカイツリーだろう。

ビルの谷間から眺めるとそれほど高く感ぜられないが、航空写真などで見ると、高層ビル群がぐんと低いところにあり、圧倒的な高さを誇っている。

散歩で近くまで行ってみると、通りの名前も「タワービュー通り」に変わっている。定食屋さんのウィンドウには「タワー天丼」なるやたらに盛り上げた天丼が供されている。

その通りから見上げると首が疲れるほどの角度まで上を向かないと、てっぺんが拝めない。構成している鉄パイプも直径1メーター以上はありそうである。姿は見慣れているせいか東京タワーのほうが優美に見えるのだが、どうしてだろう?

どういういわれか知らないが、業平の名前もあちこちに見られた。何かとても平和な感じがする。

首都の雪

2019-02-11 06:29:47 | 雑感


珍しく東京に雪が降った。昨年の大雪にも驚いたが、このところ東京は一ヶ月以上雨、雪に見舞われていないので、ちょっと意外であった。朝起きてみたら家々の屋根が白い。空からも白い雪片が落ちてくる。幸い道路には積もるほどではないが、街路樹には雪がうっすらついている。

雪に不慣れな都会では、5cm積もっただけで大混乱に陥る。幸い今回はそうはならなかった。北海道では雪だけでなく大寒波が襲来しているという。寒さで名高い陸別では-30℃を記録したそうだ。

東京でも最高気温は3℃と予想されている。ブルブル、街中震え上がっている。今日は外出も控えよう。