盛り上がった忘年会の帰り、名古屋駅前のイルミネーションに出合った。
仙台、東京丸の内、神戸、最近ではソウルロッテホテル前のクリスマスイルミネーションなどを思い出すが、いずれも「静」である。
光はそれだけで、充分人を惹きつける。
ここはそれに、動きを加え、奥行きを持たせて楽しませてくれる。
ソウルのイルミネーションはホテル前の全ての木々が光の衣をまとい、銀河が身近に降りてきたかのような、圧倒的な物量を感じさせたが、ここは舞台の演技を見ているかのように変化を楽しめる。
花火の世界でも世界と日本の差があると聞くが、これも日本の技術と感性が作ったものなのだろう。
寒さを忘れ、しばしこの前に立ち尽くした。