
高島公園の藤が満開である。
桜と違い、藤が満開かどうかはどうやって判断するのだろう?これが八分咲きか、
五分咲きかはよく分からない。
ひっそり咲いて、ひっそり終わるというのが、桜とはまた違った味わいだ。
新聞記事によると、ここの藤は明治9年(1876年)高島公園開園時に植えられ、昭和53年(1978年)市の天然記念物に指定されたとある。
お城の下に、藤棚があり、その周りに青と白の縞模様のテントが張り巡らされて
いた。週末催しがあるらしい。老齢化で樹勢が衰えてきたと言われるが、なんのなんの、「老いてますます盛ん」である。年取ってもちょいと色気のある爺さんも悪くなさそうだ、と勝手に我田引水の理屈をつける。尤も我が身は色気には程遠いか。
いつか見た、津島の天王寺公園の圧倒的な藤棚には及ぶべくもないが、天守閣に
映えてなかなかいい風情だ。


藤は派手な華やかさはないが、落ち着きと気品のある美しさである。
そういえば、藤圭子、富司純子、藤あや子、などもこの花のイメージに重なる。
もっとも藤圭子などは、晩年イメージを壊すスキャンダルがあったが・・・・。
それにしても、きれいであった。暫し人影の少ない棚下で静謐な空気に浸った。