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レコンキスタ(国土回復戦争)

2014-07-04 16:20:15 | 行ってきました
 スペインは農業国だ
 ブルゴス旧市街の入り口
 サンタ・マリア聖堂

スペインは基本的には農業国(最近はマグロの養殖など水産業も盛ん)である。
スペイン第一日は昨晩深夜に着いたホテルから9時スタート。

フリーウエイからはイベリア半島中央部に盛り上がるメセタ台地の上に広がる牧草地や林
、むき出しの荒れ地が果てし無くと言っていいくらい続く。
バスの中で歴史の講義を受けた。4世紀(375年)ゲルマン民族の大移動があり、それが終わると西ゴート族が進出トレドに都を置いた。711年イスラムがこの半島に侵攻、1492年フェルナンドとイサベラにアルハンブラが攻められて陥落するまで、800年近くレコンキスタ(国土回復戦争)が続いた。

教会などの建築様式は時代順にロマネスク・ゴシック・ルネッサンス・バロック・ネオクラシックと続く。多少の違いがわかるようになった。

最初の世界遺産立ち寄り地、ブルゴスは西ゴート時代のゴシックである。

 サンタマリア聖堂の入口聖書の物語が彫刻で表されている
 教会内部
 教会中庭

いつも思うことだが、西洋の教会は日本の寺院に比べてもの凄い威容を誇っている。信徒の信仰の深さ、教会の権威に差があるのだろうか。
ブルゴスはレコンキスタで活躍した民族の英雄エル・シッド夫妻が葬られているサンタ・マリア聖堂(世界遺産)を中心にしている都市だ。

 旧市街街並み
 建物壁面に表示されている銘板
 この建物でコロンブスがスポンサーである王様と接見された

17世紀コロンブスはこの地で航海の報告をスポンサーである王族にした。今は銀行になっている建物の壁には其のことを記した銘板が嵌めこまれ、歴史を実感する。旧市街のBARには昼間からビールやワインを楽しむ人で溢れ、広場にはブラスバンド隊が行進する.EU内の経済破綻国などという暗いイメージは全くない。

この町で昼食を取り、サンセバスチャンに向かった。


 夕暮れのコンチャ(貝殻)湾に浮かぶホテル