
雲一つない晴天に恵まれた土曜日、流石に家に居るのは気が引け、八子ヶ峰に出かけた。案の定、空はスカッと晴れ、峰に一片の雲もかかっていなかった。
トレッキングコース駐車場には、先着の2台の車が駐車してあり、12:00と遅いスタートの我々は、登山口へと向かった。1時間ほどで稜線へでる。眼前に八ヶ岳がパノラマのように広がる。

山小屋アルビレオの赤い屋根
















午後の半日文字通りスカッ晴れであった。折からの紅葉の最盛期に林は錦のごとく彩られ、微風に頬を嬲られながらのトレッキングは楽しい。森林限界を越えて展望が広がり、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、車山、白樺湖、女神湖、蓼科山、縞枯山と360度の展望を満喫した。
稜線歩きを終えて再び静かな林の中を歩き、車を置いた駐車場に付いたのは3時10分であった。夕暮れが迫り夕日の色が濃くなってくる頃、帰路から眺めた阿弥陀岳は、まさに本日のフィナーレを飾るにふさわしい姿であった。