かろうじて南アルプスは見えた
お盆休みで帰ってきた長男(家族)と、松本、高ボッチ高原へジムニーで出かけた。あわよくばペルセウス流星群が見えるのではないかという期待をしながら。
この高原は学生時代に来た記憶が定かではない。車で山頂近くまで登れ、施設も整備されている。眺望も360度確保され、森林限界の上にあり、草原が連なるいかにもそれらしい高原である。天気さえ良ければ八ヶ岳、富士山、南アルプス、北アルプスが均等に近く見える(はずだ)。入笠山より北アルプスがはるかに間近に見える。
諏訪湖、松本平双方を見下ろす小高い丘にテントを張った。近くには車が2,3台停車し、車内泊と、屋外での食事を楽しんでいる。こんないい場所なのに人が少ないのが何よりだ。テントは最新のモデルで、2人用2.4kg。ポールの代わりにドーム型アルミ枠(ジュラルミン製?)を使用。その他グランドシート、ペグ、フライシート、特にはベチレーションなど随所に工夫が施され、居住性と操作性が快適になっている。用具の進歩は想像をはるかに超えている。テント設定は15分で完了。気温が下がってきたのでダウンジャケットを着こみ、一杯やりながら、鍋物を準備。
暖かい鍋物が煮えてきた
雲の多い空を眺めながら、暖かい鍋と、ビール・ウイスキーをやりながら、男同士の会話を楽しんだ。天気予報のとおり、少し雲が切れて星が覗き期待をもたせたり、眼下の諏訪湖湖畔で打ち上げ花火が上がったり、酒が進むことしきりである。
10時を過ぎ、再び雲が濃くなり、雨もぱらついてきたので炊事道具はテント前室に撤収し、テントの中へ。やがて雨が落ちてきてテントを叩くが、フライシートのお陰でテント内部は濡れもせず快適である。流星群はあきらめ、11時過ぎまで会話を楽しみ、就寝。買ったばかりのダウンの寝袋、シートマットが快適性を更に増してくれた。
朝の光は強かったのだが
テントの外は霧
豪華な朝の雑炊
翌朝は明るくはなったが、雲早く、やはり同じように時折雨がぱらつく。外を覗くと濃い霧が一面走っている。風強く、寒い。昨日買い込んできた食料の残りで、朝の雑炊を作る。飯を炊き、鍋の汁に愛知県産アサリと、イカ、を入れそれに薬味ネギをちらした豪華版だ。コーヒーは昨晩淹れてしまっていたので、残念。雑炊はあったまるし腹はくちくなるし、雨は少しも気にならない。暫く休んで、雨の合間に全体撤収。充実したテント生活を終えて下山した。自然観察センターの辺りには、オートバイが6台、テントが3張り。若者が霧の中で朝飯を摂っていた。山の家から1時間強でこんないいところがあるとは知らなかった。
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