両国の寄席、両国亭の脇に高札が立っていて、「伊藤宗印屋敷跡」とある。江戸時代大橋家本家、分家、伊藤家が持ち回りで名人位を継いでいたと言われます。囲碁の世界の頂上争いは、百田尚樹の「幻庵」に詳しいが、将棋の世界には疎く、よくわからない。
看板によると、この3家はいずれも本所に屋敷を構えていたのだが、伊藤家だけが明治に入って戻ってきて棋士の育成に力を入れたとあります。名前だけは聞いたことのある名人関根金次郎、その弟子永世名人木村義雄などが修行したと言われる。
実力名人位制をとったのが、この関根で、木村、大山、升田などに続く将棋界の隆盛につながった。最近また一段と盛り上がってきた将棋人気を支えている、羽生、藤井などの活躍を彼はどんな具合に見守っているのだろうか。
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